皆で楽しい運動会☆

赤組テント・・・

「「「………」」」

「なるほど……だから、今まで競技の練習しなかったのね。確実に怪我人が出るから。」

「おかしい……絶対におかしい……何やってるの?義母さん……」

「っていうかマコト君、出遅れましたね。」

「出遅れたねぇ~~~」

「でも……多分……大丈夫……だと……思う……」

転がる大玉から逃げるマコト君達を見ながらラミ、ヴィオラちゃん、エレンちゃんの三人が顔を青ざめるなか、上から美咲ちゃん、セッテ、カイン君、アカリちゃん、ジェイ君の五人がそう言う。

あ。どーも。視点は再び私、ノゾミ・ナカムラなので悪しからず。

って私はまた誰に説明してるんだろう?

『あぁーと!!ここで黄色組のメカ・イソオ君、緑組のルエカ・ピョンキツ君、白組のイー・ティー君が大玉の餌食にぃぃぃっ!!!』

『残るは赤組のマコト・アイト君、青組のボルト・メロス君、黒組のワイルド・スギタの三人ね。首位争いをしているメロス君とスギタ君相手に出遅れたアイト君が巻き返せるか見物だわ。』

「うおおおぉぉぉーーーっ!!」

「ワイルドだぜえええぇぇぇーーーっ!!」

「負けてたまるかあああぁぁぁーーーっ!!」

そう言いながらどんどん大玉から距離を離し、競い合うマコト君達三人。

「………」

・・・今更だけど大玉、いらなくない?

その後の結果、マコト君は首位争いをしていた二人をなんとか巻き返し、一位を取ることができました。

「見事に轢かれたわね。」

「だねぇ~~~」

が、一位を取ったからって大玉が止まる訳もなく、ゴールした後、息を切らしながらその場で止まっていたマコト君は転がってきた大玉に轢かれ、救護担当として参加していたネフィーネさんの所に運ばれました。はい。

『続いての第二種目、『借り物競争』を行いますので選手の皆さんは集まってください!!』

あ。呼ばれたみたい。

「行くわよ。ノゾミ。」

「うん。あ。私は美咲ちゃんと一緒に出るから皆はここでセッテ達と一緒に応援しててね。」

『『『OK!!』』』

『頑張りなさい。ノゾミ。』

呼ばれた後、そう言う私に対し、近くで浮游していた四本のガイアメモリはそう言った。まる?
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