皆で楽しい運動会☆
『改めて始まりました!!第4089回目!!フォールテ学園運動会!!実況は私、ミフユ・サンシャイン!!』
『解説は私、生徒会副会長兼新聞部部長のシャルナ・アーカイムがお送りします。』
『それでは早速、第一種目、『冒険野郎の全力大玉転がし』を!!』
『ミフユちゃん。ミフユちゃん。』
『?どうしたんです?シャルナちゃん。』
『一年Sクラスのアイト君の顔に死相が出てるわ。』
『?何を言って……死相ですね。』
「………」
ミフユとシャルナがそう言いながら見つめる先には死相、もとい不安そうな表情で一杯のマコトが立ち尽くしていた。
『突然の体調不良ですかね?』
『まぁ、彼は他国で召喚されてきた勇者(屑)の巻き込まれ(だと本人は思っているが実は勇者)だから、ルールがわかってなくて不安なんじゃないかしら。さっきも『俺が知っている大玉転がしと違うような気が……』って言ってたし。』
『なるほどぉ~~~。では!!死相が出るくらい不安で不安で堪らないアイト君のために改めてルールを説明しましょう!!』
「……よろしくお願いします……」
『それではアイト君!!君達の後ろに巨大な砲台が五つ!!横一列に並んでますよね?』
「はい。並んでます。俺がいた世界の大玉転がしじゃ絶対見ないもんが。」
『え?そうなんですか?まぁ、それはどうでもいいとして、続いて、目の前に急な坂がありますね?』
「はい。あります。これまた絶対に見ない、全力坂かと言いたくなるくらい急な坂が。」
『ここまで言えば、わかりますよね?』
「は?」
『スタートと同時に後ろの砲台から巨大な鉄球もとい大玉が発射されるので、坂の頂点にあるゴールまで逃げてください。』
「………………………ちょっと待ってください。何だって?」
『逃げてください。』
「何から?」
『大玉から。』
「大玉転がしですよね?」
『ですね。』
「………」
『………』
「………それ、絶対大玉転がしじゃねぇよな!?どっちかって言うと大玉転がりだよな!?っていうか冒険野郎ってインディか!?この世界にもインディがいたのか!!?」
『じゃあ、今年から大玉転がりで。』
「そういう問題じゃねぇよ!!」
『因みにこの競技は22年前の『人魔界大戦』で活躍した英雄の一人である彩夏・黒原さんが考案したものよ。』
「元凶は彩夏さんか!!」
『それじゃあ、位地についてぇ~~~』
「人の話を聞けぇぇぇっ!!」
『二分だけで良い?』
「良かねぇよ!!っていうか何故、そのネタを知っている!?」
『ドーン☆』
ドオオオォォォンッ!!
「ってうおおおぉぉぉーーーっ!?」
その瞬間、砲台から大玉が発射され、マコト達五人の選手に襲いかかった!!
『解説は私、生徒会副会長兼新聞部部長のシャルナ・アーカイムがお送りします。』
『それでは早速、第一種目、『冒険野郎の全力大玉転がし』を!!』
『ミフユちゃん。ミフユちゃん。』
『?どうしたんです?シャルナちゃん。』
『一年Sクラスのアイト君の顔に死相が出てるわ。』
『?何を言って……死相ですね。』
「………」
ミフユとシャルナがそう言いながら見つめる先には死相、もとい不安そうな表情で一杯のマコトが立ち尽くしていた。
『突然の体調不良ですかね?』
『まぁ、彼は他国で召喚されてきた勇者(屑)の巻き込まれ(だと本人は思っているが実は勇者)だから、ルールがわかってなくて不安なんじゃないかしら。さっきも『俺が知っている大玉転がしと違うような気が……』って言ってたし。』
『なるほどぉ~~~。では!!死相が出るくらい不安で不安で堪らないアイト君のために改めてルールを説明しましょう!!』
「……よろしくお願いします……」
『それではアイト君!!君達の後ろに巨大な砲台が五つ!!横一列に並んでますよね?』
「はい。並んでます。俺がいた世界の大玉転がしじゃ絶対見ないもんが。」
『え?そうなんですか?まぁ、それはどうでもいいとして、続いて、目の前に急な坂がありますね?』
「はい。あります。これまた絶対に見ない、全力坂かと言いたくなるくらい急な坂が。」
『ここまで言えば、わかりますよね?』
「は?」
『スタートと同時に後ろの砲台から巨大な鉄球もとい大玉が発射されるので、坂の頂点にあるゴールまで逃げてください。』
「………………………ちょっと待ってください。何だって?」
『逃げてください。』
「何から?」
『大玉から。』
「大玉転がしですよね?」
『ですね。』
「………」
『………』
「………それ、絶対大玉転がしじゃねぇよな!?どっちかって言うと大玉転がりだよな!?っていうか冒険野郎ってインディか!?この世界にもインディがいたのか!!?」
『じゃあ、今年から大玉転がりで。』
「そういう問題じゃねぇよ!!」
『因みにこの競技は22年前の『人魔界大戦』で活躍した英雄の一人である彩夏・黒原さんが考案したものよ。』
「元凶は彩夏さんか!!」
『それじゃあ、位地についてぇ~~~』
「人の話を聞けぇぇぇっ!!」
『二分だけで良い?』
「良かねぇよ!!っていうか何故、そのネタを知っている!?」
『ドーン☆』
ドオオオォォォンッ!!
「ってうおおおぉぉぉーーーっ!?」
その瞬間、砲台から大玉が発射され、マコト達五人の選手に襲いかかった!!