いざ!魔武器生成と使い魔召喚へ!!

ズガァァァンッ!!

光の属性神、ヒカリが放った光の上級魔法、“シャイニングバースト”は阿号に命中し、砂煙が舞う。

「ふん!!人形ごときが神に歯向かった報いよ!!」

その煙を見て、ヒカリは偉そうにしながらそう言う。

「吸符、『リフレクトペイン』。」

「「「!?」」」

ズガァァァンッ!!

が、砂煙の中からそう言う阿号の声が聞こえた瞬間、砂煙の中から先程、ヒカリが放った“シャイニングバースト”と全く同じ威力の“シャイニングバースト”が放たれる。

「しまっ」

ズガァァァンッ!!

次の瞬間、ヒカリは“シャイニングバースト”に呑み込まれる。

「「ヒカリ!?」」

土煙の中から放たれた“シャイニングバースト”に呑み込まれたヒカリに対し、闇の属性神、ヤミと創造の属性神、クリエはそう声を上げる。

「今は戦闘中だぞ。」

「「!?」」

ズオオオーーーッ!!

そんななか、砂煙の中から先程、『幻想卿』で作ったスペルカード、『吸符 リフレクトペイン』でヒカリの“シャイニングバースト”を吸収し、反射した阿号がそう言いながら、両腕から先がクナイのように尖った触手を出し、攻撃を仕掛ける。

「くっ!!」

「“ダークシールド”!!」

ガキィィィンッ!!

阿号が放った触手に対し、クリエは咄嗟に創造した盾で、ヤミは闇の中級防御魔法、“ダークシールド”で受け止める。

因みにこの時、ヒカリは反射された“シャイニングバースト”を受け、戦闘不能になっている。

「悪いが、一気に終わらせてもらう。」スッ

そんななか、砂煙の中から現れた阿号はそう言いながら、新たにスペルカードを取り出す。

「武符、『ランスレイン』。」

ズオオオォォォーーーッ!!

「「!?」」

阿号がそう言った瞬間、阿号の背から無数の触手が現れ、天に昇り、

ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッ!!

まるで槍の雨のように降り注ぐ。

「「なっ」」

ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガァンッ!!

次の瞬間、降り注いだ槍の雨によって、ヤミとクリエがいた所が砂煙に包まれる。

「安心しろ。急所は外してある……ノゾミからは殺せとは命じられてないからな………」

サァァァ・・・

阿号が冷静にそう言うなか、砂煙は晴れる。

すると、そこには最初に倒れたヒカリと同様、ぼろ雑巾のようになったヤミとクリエが倒れていた。
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