夜天の王と二人の帝王

克己VS加頭・・・

「はぁ……はぁ……」

「強くなりましたね。大道克己。その姿でここまでやるとは……」

息を切らしながらも自分と互角に渡り合う克己に対し、多少なりともダメージを負った様子の加頭はそう言って称賛する。

「そう言うおまえこそ、前より強くなってるな……」

「えぇ。ついこの間、メンテナンスのついでにドライバーを少しばかし強化したので。」

睨み付けながらそう言う克己に対し、加頭はアームドライバーに 手を添えながらそう言う。

(できるだけエンペラーは使わないつもりだったが、そろそろ限界か……)

対する克己はそう思いながらエンペラーメモリを取り出す。

「何時ぞやの『女神からの贈り物』ですか。」

「まぁな……」カチッ!!

『エンペラー!!』

「変身!!」

『エンペラー!!』

パキィィィンッ!!

エンペラーメモリを見ながらそう言う加頭にそう言いながら、克己はエターナルからエンペラーに強化変身する。

「……では、こちらも新しい“力”をお見せしましょう……」

エンペラーに強化変身した克己を見て、加頭はそう言いながら『E』と描かれた黄金色のガイアメモリ・・・以前、ガミジンから渡されたエルドラドメモリを取り出し、右腰のマキシマムスロットに挿入する。

『エルドラド!!マキシマムドライブ!!』

パァァァ・・・

すると次の瞬間、そう言う音声と共に加頭の身体が金色の光に包み込まれる。

「!?なんだ!?そのメモリは!!?」

「そうですね……あなたの言葉を借りるなら、とある悪魔からの贈り物ですよ……」

金色の光に包み込まれた加頭を見て、そう言いながらエンペラーエッジを構え直す克己に対し、加頭はそう答えながら自分と同様、金色の光に包み込まれたダークエターナルセイバーを構えながら向かっていった。
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