Project『黒天牙狼』始動!!

ナカムラ家、はやての部屋・・・

コンコン

「はやて。今、大丈夫?」

「大丈夫ですよー。どうぞ。」

『Xマジンラー』による大量のザク&神機兵軍団を使った襲撃事件から三日後、ドアをノックしながらそう尋ねる夢羽に対し、暫くはフェイトと共に居候することにしたはやてはそう言う。

ガチャッ!!

「失礼する。」

「いえいえ。どうかしたんですか?」

そう言いながら入ってくる夢羽に対し、はやては首を傾げながらそう尋ねる。

「……『お願い』があって来た……」

「?」

後日、地球(リンクス次元)、『希望島』・・・

「よっ♪リサっちwwwアリシエwwwヒナタきゅんwww」

「久しぶり。」

「ど、どうも……」

後日、自分の故郷である方の地球にある『希望島』にある『メイキングシスターズ』としての活動拠点である研究所に彩夏とにとりと共に訪れていた夢羽は先に呼び出していたリサ、アリシエ、ヒナタの三人にそう言う。

「久しぶり。彩ちゃん。夢羽。そっちにいるのはノゾミちゃんの使い魔で『メイキングシスターズ』の新メンバーの河城にとりだね。よろしく。」

「ひっさしブリの刺し身をお土産に持ってきたヨットで大冒険( ^∀^)!!」

「久しぶりだな。彩夏。夢羽。」

「で、彩ちゃん。夢羽。私やシエちゃんならともかく、なんでヒナタ君まで呼んだの?」

リサはヒナタも呼んだ理由について、首を傾げながらそう彩夏と夢羽に尋ねる。

「いやぁ~♪ヒナタきゅんまで呼んだのは夢羽っちの希望でなwwwオレも詳しくは聞いてねぇんだわwww」

「ヒナタ義兄さん。」

「ん?」

「ヒナタ義兄さんが昔、使っていた魔武器のクロの破片……まだ持っていますか?」

そんなリサに彩夏が笑顔でそう答えるなか、夢羽はそうヒナタに尋ねる。

「あぁ、あいつはゼロと再び会うまでの俺の相棒だったからな。今でも形見として大事に取ってある。」

「その形見、半分だけ私に分けてくれませんか。」

「夢羽!?」

「……理由を聞かせてくれないか?」

突然の夢羽からの申し出にリサがそう困惑の声を上げるなか、ヒナタは真剣な表情で理由を尋ねる。

「私が以前、考案したある装備を造るのに必要なの。アイ。あの設計図を皆にも見せて。」

『了解だ。マスター。』

ヴゥンッ!!

そう答えながら指示を出す夢羽にそう返事しながら、アイは以前、夢羽が自室でにらめっこしていた設計図を空間モニターで出す。

「「「「!?」」」」

「!?夢羽。これは?」

「昔、私が姉さんのユキを参考にして考案した黒狼牙の強化改修案で黒狼牙のアーマードであり、ポセイドンに変身した状態でも装着できる新たな装備……『GR装備 黒天牙狼』……」

アイが出した空間モニターに映る設計図を見て彩夏、アリシエ、ヒナタ、にとりの四人が驚愕の表情を浮かべるなか、真剣な表情でそう尋ねるリサに対し、夢羽は真剣な表情でそう答える。

夢羽が考案した黒天牙狼の設計図を見て、五人は思わず驚愕する。

まずは通常の神機形態は刀身、銃口、装甲の三つ全てがガンダム関連の装備に一新され、攻撃力・防御力が向上されている。

次に新たに追加されるモード、アーマードはダブルオーザンライザーの武装にバンシィの武装とフィンファンネルが追加されていた。

が、これらよりも五人を驚愕させたのは装備の出力となるシステム・・・

「ツインドライブにマキシマオーバードライブを連動させたトリプルドライブーイングゥゥゥーーーッ(; Д)゚ ゚!!?」

「これにツインカートリッジシステムも加えるとかマジか!!?www」

「リサのユキ程の最大火力は出ないとは思うが……流石はリサの義妹といったところか……」

「しかもこれ、仮面ライダーに変身した上で装着できるようにしてるんでしょ?装着者にかかる負担がかなり大きいと思うんだけど……」

「うん。この設計図を描いた当初の私もそのリスクの可能性に気付いたから開発は断念した。」

「……その開発を断念した装備をなんで今になって開発しようと思ったの?」

夢羽が設計した新装備の出力のシステムについて、アリシエと彩夏がそう困惑の声を上げ、ヒナタがそう感嘆の声を上げるなか、そう言うにとりにそう答える夢羽に対し、リサはそう尋ねた。
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