今度は臨界神と縁魔神が来ました
はやての部屋・・・
ガチャッ!!
「はやて。入るぞ。」
「こっちが良いと言う前に入らんといてください。」
そう言いながら部屋に入ってきた和也に対し、椅子に座って落ち込んでいたはやてはそう言う。
「何ですか?和也さん。今は一人にしといてください。」
「………」
「あの時、私にもう少し“力”があれば、お母さんとフェイトちゃんは……」
「………」
部屋全体が暗い雰囲気に包まれたその時、
「シリアス嫌ぁーーーいっ!!!」
「「!?」」
ガシャアアアンッ!!
何やら袋を持ったラースがそう言いながら、窓からダイナミックエントリーしながら入ってくる。
「何してんだ!?てめぇ!!」
「シリアスをぶち壊したくてやった。反省も後悔もしていない( ・`д・´)キリッ」
「だからってな」
「後、はやてさんにお届け物を届けに……」
そうツッコミを入れる和也を無視しながら、ラースはそうながら袋をはやてに手渡す。
「!?これは……」
袋の中身はウェスカーによって破壊された、佳奈多のダブルオーライザーの破片だった。
「っていうかさ。なんか暗い雰囲気になってるけどさぁ……安西先生も言ってたよ?『落ち込んだら、そこで試合終了だよ。』って。」
「それを言うなら『諦めたら、そこで試合終了だよ。』だ!!バカ!!」
「意味合いは似たようなもんじゃん!!落ち込んでウジウジしてても何も解決しないって意味じゃ!!」
「落ち込んでウジウジしてても何も解決しいひん……!」
この時、はやては『JS事件』の最中、佳奈多に掛けられたある言葉を思い出す。
回想・・・
「何時までウジウジしてるのよ。はやて。」
「佳奈多さん……」
「しっかりしなさい!!あなた、部隊長でしょ!!事件は終わってないし、『機動六課』も完全に終わった訳じゃない!!部隊長のあなたがしっかりしないでどうするの!!」
回想終了・・・
「……そうや……私はウジウジしてる訳にはいかへん……」
「!はやて……」
「ウジウジしとったらお母さんに叱られる……なんたって私は『機動六課』の部隊長で『Xマジンラー』との戦いも終わってへんのやから!!!」
そう言いながら立ち上がるはやての顔は迷いが無くなった力強い表情を浮かべていた。
「ありがとうな。ラース君。お母さんから教えられた大切なことを忘れるとこやった。」
「俺はただ嫌いなシリアスをぶち壊しただけだよ。」
「いや、おまえのおかげで俺も大事なことを思い出せた。だから一言、礼を言わせてくれ……ありがとう……」
笑顔でそうお礼を言うはやてにそっぽを向きながらそう言うラースに対し、和也は真剣な表情でそう言う。
「ふん……」
「それとはやて。連れ拐われた佳奈多さんのことについてなんだが……」
「?」
「……もしかしたら、助け出せる可能性を見出だせるかもしれない……」
「!?ホンマですか!?和也さん!!」
「あぁ。ウェスカーは敵である佳奈多さんを殺さずに連れ去ったことを考えて、『Xマジンラー』は強化人間である佳奈多さんの“力”を戦力にしようとしている可能性が極めて高い。かつて、ウェスカーが施したような再調整を使ってな。」
「ッ……」
そう言う和也の推測を聞いて、はやては悔しそうな表情を浮かべる。
「もう一つ、ウェスカーは撤退する前におまえを連れていくのはまだ先だと言っていた……」
「!?『Xマジンラー』は私のことも狙っている……」
「そういうことだ。そして、おまえを拐うための戦力として佳奈多さんを使ってくる可能性が高い。」
「!?」
「つまり、次に襲ってくる時が佳奈多さんを取り戻すチャンスにもなるかもしれないという話だが……大丈夫か?」
近いうちに来るかもしれない『母』との戦いについて、和也は真剣な表情でそう尋ねる。
「……大丈夫や。血は繋がってへんけど、私は佳奈多さんの娘。誤った道に進まされそうになっとるお母さんを止めるんが娘の私の務めや。」
対するはやては真剣な表情でそう答える。
「……俺ももう少し強くならねぇとな……」
「和也さんの変身するライダーはエグゼイドだろ?だったら、スナイプとかブレイブとかにレベルアップすれば、幹部とも互角以上に渡り合えるんじゃね?」
「は?スナイプ?ブレイブ?エグゼイドにはハンターアクション以上のレベルがあったのか?」
「え?」
「え?」
「「………」」
その後、ラースは最近のエグゼイドのレベルについて、和也に説明した。
ガチャッ!!
「はやて。入るぞ。」
「こっちが良いと言う前に入らんといてください。」
そう言いながら部屋に入ってきた和也に対し、椅子に座って落ち込んでいたはやてはそう言う。
「何ですか?和也さん。今は一人にしといてください。」
「………」
「あの時、私にもう少し“力”があれば、お母さんとフェイトちゃんは……」
「………」
部屋全体が暗い雰囲気に包まれたその時、
「シリアス嫌ぁーーーいっ!!!」
「「!?」」
ガシャアアアンッ!!
何やら袋を持ったラースがそう言いながら、窓からダイナミックエントリーしながら入ってくる。
「何してんだ!?てめぇ!!」
「シリアスをぶち壊したくてやった。反省も後悔もしていない( ・`д・´)キリッ」
「だからってな」
「後、はやてさんにお届け物を届けに……」
そうツッコミを入れる和也を無視しながら、ラースはそうながら袋をはやてに手渡す。
「!?これは……」
袋の中身はウェスカーによって破壊された、佳奈多のダブルオーライザーの破片だった。
「っていうかさ。なんか暗い雰囲気になってるけどさぁ……安西先生も言ってたよ?『落ち込んだら、そこで試合終了だよ。』って。」
「それを言うなら『諦めたら、そこで試合終了だよ。』だ!!バカ!!」
「意味合いは似たようなもんじゃん!!落ち込んでウジウジしてても何も解決しないって意味じゃ!!」
「落ち込んでウジウジしてても何も解決しいひん……!」
この時、はやては『JS事件』の最中、佳奈多に掛けられたある言葉を思い出す。
回想・・・
「何時までウジウジしてるのよ。はやて。」
「佳奈多さん……」
「しっかりしなさい!!あなた、部隊長でしょ!!事件は終わってないし、『機動六課』も完全に終わった訳じゃない!!部隊長のあなたがしっかりしないでどうするの!!」
回想終了・・・
「……そうや……私はウジウジしてる訳にはいかへん……」
「!はやて……」
「ウジウジしとったらお母さんに叱られる……なんたって私は『機動六課』の部隊長で『Xマジンラー』との戦いも終わってへんのやから!!!」
そう言いながら立ち上がるはやての顔は迷いが無くなった力強い表情を浮かべていた。
「ありがとうな。ラース君。お母さんから教えられた大切なことを忘れるとこやった。」
「俺はただ嫌いなシリアスをぶち壊しただけだよ。」
「いや、おまえのおかげで俺も大事なことを思い出せた。だから一言、礼を言わせてくれ……ありがとう……」
笑顔でそうお礼を言うはやてにそっぽを向きながらそう言うラースに対し、和也は真剣な表情でそう言う。
「ふん……」
「それとはやて。連れ拐われた佳奈多さんのことについてなんだが……」
「?」
「……もしかしたら、助け出せる可能性を見出だせるかもしれない……」
「!?ホンマですか!?和也さん!!」
「あぁ。ウェスカーは敵である佳奈多さんを殺さずに連れ去ったことを考えて、『Xマジンラー』は強化人間である佳奈多さんの“力”を戦力にしようとしている可能性が極めて高い。かつて、ウェスカーが施したような再調整を使ってな。」
「ッ……」
そう言う和也の推測を聞いて、はやては悔しそうな表情を浮かべる。
「もう一つ、ウェスカーは撤退する前におまえを連れていくのはまだ先だと言っていた……」
「!?『Xマジンラー』は私のことも狙っている……」
「そういうことだ。そして、おまえを拐うための戦力として佳奈多さんを使ってくる可能性が高い。」
「!?」
「つまり、次に襲ってくる時が佳奈多さんを取り戻すチャンスにもなるかもしれないという話だが……大丈夫か?」
近いうちに来るかもしれない『母』との戦いについて、和也は真剣な表情でそう尋ねる。
「……大丈夫や。血は繋がってへんけど、私は佳奈多さんの娘。誤った道に進まされそうになっとるお母さんを止めるんが娘の私の務めや。」
対するはやては真剣な表情でそう答える。
「……俺ももう少し強くならねぇとな……」
「和也さんの変身するライダーはエグゼイドだろ?だったら、スナイプとかブレイブとかにレベルアップすれば、幹部とも互角以上に渡り合えるんじゃね?」
「は?スナイプ?ブレイブ?エグゼイドにはハンターアクション以上のレベルがあったのか?」
「え?」
「え?」
「「………」」
その後、ラースは最近のエグゼイドのレベルについて、和也に説明した。