今度は臨界神と縁魔神が来ました

ラミVSクイーンモス&バーサクキャッツ・・・

「はぁ……はぁ……」

九龍に変身したラミは今、かつては共に共和国から留学してきた友人であるミライとノラが変身したクイーンモスとバーサクキャッツに苦戦していた。

「フフフ……そろそろ限界でしょう?ラミ……」

「くっ……まだまだ……」

上空に飛び、翅から毒燐粉を振り撒きながら、不敵な笑みを浮かべながらそう言うクイーンモスに対し、ラミはそう言いながらクーロンセイバーを構え直す。

「おい。こいつはもう片腕でも斬り落とした方が良くねぇか?」

「そうですね。私の毒燐粉をまともに受けてもまだ動けるみたいですし、これ以上、抵抗されるのも面倒ですね。」

そんなラミを見ながら、バーサクキャッツとクイーンモスはそう話をする。

「つう訳だ。ラミ。悪いがおまえの左腕、貰うぜ。」

ドンッ!!

バーサクキャッツはそう言いながら、俊敏なスピードで突っ込んでくる。

「ッ!!」バッ!!

対するラミはクーロンセイバーを構え、迎え撃とうとする。

パァァァ

ガキィィィンッ!!

「「「!?」」」

が、その瞬間、ラミの前に宝石型のバリアが出現し、バーサクキャッツの爪を受け止める。

ズドドドドドドドッ!!

「!?」

ズガガガガガガガァンッ!!

「キャアアアァァァッ!?」

次の瞬間、何処からか、七弾の光弾が放たれ、クイーンモスを撃ち落とす。

「ミライ!!」

「はぁっ!!」

「!?」

ドカァァァンッ!!

「グハアアアァァァッ!?」

続いて今度はそう言う女性の声が聞こえる同時にバーサクキャッツが吹き飛ばされる。

・・・スゥ・・・

「大丈夫?ウカサさん。」

「!?ヴィヴィオ先生!!」

「私もいるよ。」

「ルパンさんも!!」

次の瞬間、ラミの目の前に今までステルススィッチの“力”で姿を消していた、既にアースに変身したヴィヴィオがそう言いながら現れ、仮面ライダールパンに変身したルパンもそう言いながらラミの背後に現れる。

『メディカル!!』

『メディカル・オン!!』

パァァァ

ルパンと共に駆けつけた後、ヴィヴィオはメディカルスィッチの“力”を使って、ラミが食らっていたクイーンモスの毒を解毒する。

「ありがとうございます。ヴィヴィオ先生。」

「どういたしまして。」

「くっ……」

「ヴィヴィオ・ナカムラと裏切り者のダークロイドZZZか!!」

「私をその名で呼ばないでほしいな。」

そう言いながらクイーンモスと共に立ち上がるバーサクキャッツに対し、ルパンがそう言うなか、

ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッ!!

ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガァンッ!!

「「グハアアアァァァッ!?」」

「「「!?」」」

先程、ルパンが放った光弾とは別の光弾が二十弾程、放たれ、クイーンモスとバーサクキャッツに命中してダメージを与える。

「これ以上、ラミちゃんに手出しはさせん。」

「「!?蒼牙さん!!」」

次の瞬間、ザク達の対処をリヒテルや一翔達に任せ、ディラーネに変身して駆けつけてきた蒼牙がそう言いながら現れる。

「くっ……『次元の守護神』まで……」

「この状況は流石に分が悪いですね……」

パァァァ

蒼牙の姿も見て、バーサクキャッツが顔を歪ませながらそう言うなか、クイーンモスはそう言いながら銀のオーロラを出現させる。

「また何処かで遭いましょう。ラミ。」

「じゃあな。」

そうしてクイーンモスとバーサクキャッツは銀のオーロラの中に消えていった。

バソーVSトーレ・・・

「「はぁ……はぁ……」」

レヴァレンスを装備したバソーとダークデルタに変身してトランザムし、紫の雷を纏ったインパルスブレードを出現させたトーレは今、互いに肩で息をしながらほぼ互角の戦いを繰り広げていた。

「!?退却命令か……」

「戻るんですか?」

「一応今はまだ組織の一員だからな。」

パァァァ

トーレはそう言いながら、銀のオーロラを出現させる。

次の瞬間、トーレは銀のオーロラの中に消えていった。
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