今度は臨界神と縁魔神が来ました
『アトラン王国』、街中・・・
「はあああぁぁぁーーーっ!!」
ズバアアアァァァンッ!!
ラースに言われた通り、戦意が喪失し、へたりこんでしまったヴェルザを護りながら戦っていたノゾミは今、『武装色』の覇気を纏わせた紫蓮で五体の神機兵を斬り裂いて倒す。
「はぁ……はぁ……」
『姫様……』
『マスター……』
ヴェルザの『再誕』の能力で傷も癒えた状態で生き返ることはできたが戦いの疲れは残っているのか、ノゾミは息を切らしていた。
((……ヴェルザ……))
「!?」
そんななか、ヴェルザの頭の中に女性と男性の『声』が聞こえてくる。
(この声は……まさか、お母さんとお父さん!?)
(良かった……漸く私達の『声』が届いた……)
(ヴェルザ。よく自分を止めてくれたノゾミさんを生き返らせた。だが、泣いて喜ぶのはまだ早いぞ?)
突然、聞こえてきた聞き覚えのあるその『声』にヴェルザがそう困惑するなか、『声』の主で今はヴェルザの守護霊として見守っていたヴェルザの両親がそう言って話しかける。
(ヴェルザ……おまえは十分辛い思いをしてきた……もう憎しみや復讐に囚われることはない……)
(これからはあなたを止めてくれた彼女と一緒に幸せになって……)
「!?」
そんななか、ヴェルザはノゾミの背後から長刀形態の神機で奇襲を仕掛けようとしている神機兵の存在に気付く。
((行きなさい。ヴェルザ。))
「!」
その時、ヴェルザは動いた。
「“ダークシールド”!!」
「『!?』」
ガキィィィンッ!!
泣くのをやめ、立ち上がりながらヴェルザがそう言った瞬間、ノゾミの背後に半透明な黒いシールドが現れ、神機兵の神機を受け止める。
「はぁっ!!」
『!?』
ズバァァァンッ!!
続けてヴェルザは『創』の能力で創造し、風の魔力を纏わせた片手剣で神機兵を斬り裂く。
「ヴェルザ……」
「……ここからは私も戦う……壊すためじゃなく、護るために……」
「……うん!!」
真剣な表情でそう言うヴェルザに対し、ノゾミは笑顔でそう言いながら背中を預ける。
そうして二人は神機兵の殲滅を再開した。
「はあああぁぁぁーーーっ!!」
ズバアアアァァァンッ!!
ラースに言われた通り、戦意が喪失し、へたりこんでしまったヴェルザを護りながら戦っていたノゾミは今、『武装色』の覇気を纏わせた紫蓮で五体の神機兵を斬り裂いて倒す。
「はぁ……はぁ……」
『姫様……』
『マスター……』
ヴェルザの『再誕』の能力で傷も癒えた状態で生き返ることはできたが戦いの疲れは残っているのか、ノゾミは息を切らしていた。
((……ヴェルザ……))
「!?」
そんななか、ヴェルザの頭の中に女性と男性の『声』が聞こえてくる。
(この声は……まさか、お母さんとお父さん!?)
(良かった……漸く私達の『声』が届いた……)
(ヴェルザ。よく自分を止めてくれたノゾミさんを生き返らせた。だが、泣いて喜ぶのはまだ早いぞ?)
突然、聞こえてきた聞き覚えのあるその『声』にヴェルザがそう困惑するなか、『声』の主で今はヴェルザの守護霊として見守っていたヴェルザの両親がそう言って話しかける。
(ヴェルザ……おまえは十分辛い思いをしてきた……もう憎しみや復讐に囚われることはない……)
(これからはあなたを止めてくれた彼女と一緒に幸せになって……)
「!?」
そんななか、ヴェルザはノゾミの背後から長刀形態の神機で奇襲を仕掛けようとしている神機兵の存在に気付く。
((行きなさい。ヴェルザ。))
「!」
その時、ヴェルザは動いた。
「“ダークシールド”!!」
「『!?』」
ガキィィィンッ!!
泣くのをやめ、立ち上がりながらヴェルザがそう言った瞬間、ノゾミの背後に半透明な黒いシールドが現れ、神機兵の神機を受け止める。
「はぁっ!!」
『!?』
ズバァァァンッ!!
続けてヴェルザは『創』の能力で創造し、風の魔力を纏わせた片手剣で神機兵を斬り裂く。
「ヴェルザ……」
「……ここからは私も戦う……壊すためじゃなく、護るために……」
「……うん!!」
真剣な表情でそう言うヴェルザに対し、ノゾミは笑顔でそう言いながら背中を預ける。
そうして二人は神機兵の殲滅を再開した。