今度は臨界神と縁魔神が来ました
『アトラン王国』、街中、無人の建物、屋上・・・
「ふぅ~ん……主の言う通り、なかなか面白いことになっているなぁ……まさか、自分が殺した相手を生き返らせるなんて……ククク……」
キメラロイミュードに向かっていくラースと美咲を見ながら、闇梨紗からの指示でヴェルザの動向を見届けていた蝶炎はそう言う。
「それにしても、あのノゾミ・ナカムラって小娘も甘ちゃんだなぁ……人間の本質は所詮“闇”だっていうのに」
「そうでしょうか?」
「!?」
パァァァ
そう言う蝶炎の言葉の最中、そう言う少女の声と共に蝶炎の背後に極光が現れる。
「確かにあなたやあなたの主である闇の梨紗さんの言う通り、人間 はどうしようもない“闇”を抱えています。ですが、某光の巨人が言うように、闇があるから光があり、光があるから闇がある。どちらが一方に完全に染まることはない。だからこそ、人間 は無限の可能性を持ち、進化を、成長をし続けられる……NSに覚醒し、『希望』に選ばれたノゾミさんがそうであるように……」
次の瞬間、極光の中から白髪のロングヘアーに褐色の肌、虹色の瞳をした、雪姫に似ているが雰囲気が違う少女がそう言いながら現れる。
「!?あんたは確か……」
「はじめまして。綺原雪那です。あなたは妖刀・蝶炎ですね。」
自分を見ながら構える蝶炎に対し、白髪の少女……雪姫と理王の娘である雪那はそう自己紹介をする。
「……『奇跡』に選ばれた小娘か……」
「えぇ。ミラクルメモリを通じてノゾミさんの危機を察知したのでお母さんに無理を言って駆けつけたのですが……気鬱だったみたいですね……」
戦意が喪失し、へたりこんでしまったヴェルザを護るように神機兵達と戦うノゾミを見ながら、雪那は安心した表情でそう言う。
「ですが、近くにあなたのような危険な存在がいるとわかった以上、このまま黙って帰る訳にもいきません……あなたを処罰します。」
『ミラクル!!』
が、雪那はすぐさま真剣な表情でそう言いながら『M』と描かれた白銀のガイアメモリ、ミラクルメモリを取り出し、スィッチを押す。
パァァァ・・・ガチャンッ!!
すると、左側のスロットが傾かないように固定され、既に『EX』と描かれたガイアメモリが挿入され、一体化していた白いダブルドライバー、ミラクルドライバーが出現し、雪那の腰に装着される。
「エクストラスロット、オン・・・変身!!」
『ミラクル!!エクストラドライブ!!』
ボオオオォォォッ!!
雪那がそう言いながらバックルの上部の中央にあるスィッチを押し、ミラクルメモリを右側のスロットに挿入して傾かせた瞬間、白銀の炎が雪那を包み込む。
パキィィィンッ!!
次の瞬間、雪那は菫色の複眼は西洋騎士の兜のようなもので覆われ、胸部の鎧は女性らしさを強調するように僅かながらに膨らみ、腰から下にはスカートを模したような布が付いた・・・全体的には姫騎士のような白銀の仮面ライダー、仮面ライダーミラクルに変身した。
「さぁ、奇跡に魅せられなさい。」
「はぁ……主からは手出しはするなと言われてんだけどなぁ……」パチンッ!!
パァァァ
変身した後、雪那がそう決め台詞を言うなか、蝶炎はため息混じりにそう言いながら指パッチンして『Xマジンラー』やノゾミ達にバレないように屋上全体に結界を張る。
「まぁ良いや。闘るからには愉しませてくれよぉ!!!」
「ッ!!」
ガキィィィンッ!!
結界を張った後、そう言いながら分身を呼び出し、斬りかかってくる蝶炎に対し、雪那は剣形態にした白銀の銃剣、ミラクルガンスラッシュ・スラッシュモードで受け止める。
こうして雪那VS蝶炎の戦いが始まった。
「ふぅ~ん……主の言う通り、なかなか面白いことになっているなぁ……まさか、自分が殺した相手を生き返らせるなんて……ククク……」
キメラロイミュードに向かっていくラースと美咲を見ながら、闇梨紗からの指示でヴェルザの動向を見届けていた蝶炎はそう言う。
「それにしても、あのノゾミ・ナカムラって小娘も甘ちゃんだなぁ……人間の本質は所詮“闇”だっていうのに」
「そうでしょうか?」
「!?」
パァァァ
そう言う蝶炎の言葉の最中、そう言う少女の声と共に蝶炎の背後に極光が現れる。
「確かにあなたやあなたの主である闇の梨紗さんの言う通り、
次の瞬間、極光の中から白髪のロングヘアーに褐色の肌、虹色の瞳をした、雪姫に似ているが雰囲気が違う少女がそう言いながら現れる。
「!?あんたは確か……」
「はじめまして。綺原雪那です。あなたは妖刀・蝶炎ですね。」
自分を見ながら構える蝶炎に対し、白髪の少女……雪姫と理王の娘である雪那はそう自己紹介をする。
「……『奇跡』に選ばれた小娘か……」
「えぇ。ミラクルメモリを通じてノゾミさんの危機を察知したのでお母さんに無理を言って駆けつけたのですが……気鬱だったみたいですね……」
戦意が喪失し、へたりこんでしまったヴェルザを護るように神機兵達と戦うノゾミを見ながら、雪那は安心した表情でそう言う。
「ですが、近くにあなたのような危険な存在がいるとわかった以上、このまま黙って帰る訳にもいきません……あなたを処罰します。」
『ミラクル!!』
が、雪那はすぐさま真剣な表情でそう言いながら『M』と描かれた白銀のガイアメモリ、ミラクルメモリを取り出し、スィッチを押す。
パァァァ・・・ガチャンッ!!
すると、左側のスロットが傾かないように固定され、既に『EX』と描かれたガイアメモリが挿入され、一体化していた白いダブルドライバー、ミラクルドライバーが出現し、雪那の腰に装着される。
「エクストラスロット、オン・・・変身!!」
『ミラクル!!エクストラドライブ!!』
ボオオオォォォッ!!
雪那がそう言いながらバックルの上部の中央にあるスィッチを押し、ミラクルメモリを右側のスロットに挿入して傾かせた瞬間、白銀の炎が雪那を包み込む。
パキィィィンッ!!
次の瞬間、雪那は菫色の複眼は西洋騎士の兜のようなもので覆われ、胸部の鎧は女性らしさを強調するように僅かながらに膨らみ、腰から下にはスカートを模したような布が付いた・・・全体的には姫騎士のような白銀の仮面ライダー、仮面ライダーミラクルに変身した。
「さぁ、奇跡に魅せられなさい。」
「はぁ……主からは手出しはするなと言われてんだけどなぁ……」パチンッ!!
パァァァ
変身した後、雪那がそう決め台詞を言うなか、蝶炎はため息混じりにそう言いながら指パッチンして『Xマジンラー』やノゾミ達にバレないように屋上全体に結界を張る。
「まぁ良いや。闘るからには愉しませてくれよぉ!!!」
「ッ!!」
ガキィィィンッ!!
結界を張った後、そう言いながら分身を呼び出し、斬りかかってくる蝶炎に対し、雪那は剣形態にした白銀の銃剣、ミラクルガンスラッシュ・スラッシュモードで受け止める。
こうして雪那VS蝶炎の戦いが始まった。