今度は臨界神と縁魔神が来ました

「あれは『魔槌 ヴァンディルド』……あの勇者(屑)の武器として回収されたのか……ッ!!」

ズバァァァンッ!!

セッテと戦い始めた勇者(屑)が持つヴァンディルドを見ながら、バソーがそう言うなか、今度はバソーが特攻を受ける。

バソーは頬に小さな切り傷を受けながらもなんとか避ける。

「避けられたか……」

次の瞬間、特攻を仕掛けた本人であるトーレがそう言いながらバソーと対峙する。

「あなたは……?」

「『Xマジンラー』に所属するナンバーズの一人、No.3 トーレだ。」

対峙した後、首を傾げながらそう尋ねるバソーに対し、トーレはそう名乗る。

「!?ナンバーズ……ということはセッテさんと同じ……」

「おまえには悪いが、私の相手をしてもらう……」ガチャンッ!!

バソーがそう困惑の声を上げるなか、トーレはそう言いながら、組織から渡されたダークデルタドライバーを装着し、ダークデルタフォンを取り出す。

「変身!!」

『COMPLETE』

パキィィィンッ!!

次の瞬間、トーレは黒と白が逆転したデルタ、ダークデルタに変身する。

「!?」

「行くぞ!!」

ダークデルタに変身したトーレを見て、驚愕の表情を浮かべるバソーに対し、トーレはそう言いながら向かっていく。

「くっ……仕方ない……貴様を殺してからラースを殺す……」

「わかってます……私が止めてみせます……」

茶ローブの女の子がそう言いながら構えるなか、ノゾミは静かにそう呟く。

「?さっきから何を言っている?」

「別に。ただあなたを止めて欲しいと頼まれただけだよ…………ヴェルザ・シャッテンドゥンケハイト………」

「!?“サイクロンスライサー”!!」

ブオオオォォォーーーッ!!

真剣な表情でそう言うノゾミに対し、女の子改めヴェルザはそう言いながら、鎌鼬を含んだ竜巻を放ってくる。

『マスター!!』

「うん!!」

対するノゾミは紫蓮とそう言葉を交わしながら、紫蓮に“武装色”の覇気とNSを纏わせ、紫蓮の風の魔力と混ぜ合わせる。

「『“大風刃”!!』」

ズバアアアァァァンッ!!

次の瞬間、ノゾミと紫蓮はそう言いながら以前、遺跡ダンジョンでの戦いで使った“風刃”よりも巨大な“風の刃”を放つ。

ズガアアアァァァンッ!!

次の瞬間、ヴェルザの“サイクロンスライサー”とノゾミの“大風刃”は双方の間でぶつかり合い、相殺した。

「ヴェルザも断片共も勇者(屑)もトーレもそれぞれで戦闘を始めた……残る奴らは俺が」

「悪いけど、あんたの相手は私にやらせてもらうわ。」

「!?」

ドカァァァンッ!!

そう言うリベンジャーの言葉を遮りながら以前、能力で創ったマッハドライバー炎とシグナルバイクでマッハに変身した美咲はそう言いながら飛び蹴りを食らわせ、蹴り飛ばす。

「くっ……!?貴様、その姿は!?」

「この国に来た最初の日、あんた達との戦いの最中に能力でドライバーとシグナルバイクを創ったのよ。」スッ

蹴り飛ばされた後、マッハに変身している美咲を見て、そう困惑の声を上げるリベンジャーに対し、美咲はそう説明しながらゼンリンシューターを取り出し、構える。

「さぁ、行くわよ!!」

美咲はそう言いながら、リベンジャーに向かっていく。

その間に阿号は戦闘モードに、にとりはアクアに変身し、デュアやヴィオラ、ミトク達と共に神機兵軍団と戦闘を始めた。
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