今度は臨界神と縁魔神が来ました
「良いの?ラース。ノゾミさんに丸投げして……」
ノゾミが女の子の方に向かっていった後、バソーがそう尋ねる。
「あぁ。頼まれたのがあいつだからな……それに相手するならあいつらの方が良い……」
『!?』
「「………」」
対するラースがそう言いながら見つめる先からガミジンによって断片化した茶髪の少年と黒髪のロングヘアーの少女が歩み寄ってくる。
「たくっ、あいつだけでなく、あんたらも出てくるとはな……なぁ。ポンコツ会長さんにウザ副会長さん?」
「久しぶりだね。ラース・フォートニング。バソー・フォートニング……」
「貴様らに味合わされた屈辱、ここで返してやる!!」スッ
小馬鹿にしたような表情でそう言うラースに少年改めポンコツ会長が光の宿ってない眼で見ながらそう言うなか、少女改めウザ副会長はその眼に明らかな殺意を宿しながら、ネイビーブルーで『W』と描かれた黒いガイアメモリを取り出す。
『ウィッチ!!』
スィッチを押すや否やウザ副会長は肩甲骨に浮き出た生体コネクタにウィッチメモリを差し込む。
パキィィィンッ!!
次の瞬間、ウザ副会長は黒い三角帽子を目深に被り、ネイビーブルーのラインが入った黒いローブに身を包み、右手には身の丈程ある木の杖を携え、左手の爪が鋭い怪人、オリジナル怪人、ウィッチドーパントに変身する。
『!?』
「あ~あ……『Xマジンラー』から貰ったガイアメモリで変身しちまって……天下の闇王様も堕ちたもんだな……」
「死ね!!落ちこぼれ!!」
ズドォォォンッ!!
ウィッチドーパントに変身したウザ副会長を見て、美咲達が驚愕の表情を浮かべるなか、ウィッチドーパントはそう言いながら、杖の先から大きな黒炎弾をバソーに向けて、放つ。
バシィィィンッ!!
『!?』
「なっ!?」
「………」
が、何故かバソーの前に出たエレンが破壊属性の魔力を纏った左手で受け止め、握り潰す。
「え、え~と……」
「悪いけど、あの怪人、私が貰っていい?」
少しだけ困惑しながらそう言うバソーに対し、エレンが真剣な表情でそう尋ねる。
「あ。はい。どうぞどうぞ。」
「ありがとう。」
「!?」
ドカァァァンッ!!
そう言いながら譲るバソーにそうお礼を言いながら、いつの間にかウィッチドーパントの隣に移動していたエレンは魔力を変換させただけの衝撃波を食らわせ、吹き飛ばす。
「ぐはっ!?」
「悪いけど、私が相手になるわ。魔女擬き。」
「くっ……」
「あの……彼女はなんで怒ってるんですか?」
吹き飛ばした後、明らかに怒りのオーラ全開でウィッチドーパントと対峙するエレンを見ながら、バソーがそうセッテ、美咲、ヴィオラの三人に尋ねる。
「さ、さぁ……?」
「私達に聞かれてもわからないわよ。」
「う~ん……あ。」
対するセッテ、美咲がそう答えるなか、ヴィオラが何か心当たりがあるのかそう言う。
「?ヴィオラ?」
「何かわかったの?」
「うん。もしかしたらだけど、エレンちゃん、あの怪人にムカついたのかも。」
『はい?』
ヴィオラが言ったエレンの怒りの理由に対し、セッテやラース達は思わずそう言う。
「エレンちゃん、前にいた世界では『魔女エレン』とも呼ばれてたから、その魔女の名前を傷つけるような怪人に変身したあの人にムカついたんだと思う。」
「なるほど………」
「さてと、それじゃあ、俺達もおっ始めようか?ポンコツ会長さんよ……」
「………」
そんなヴィオラの説明にバソーが納得するなか、ラースはそうポンコツ会長に話しかける。
「どうせあんたも貰ってんだろ?怪人への変身アイテム。ならさっさと使えよ。それとも、あの時のように出し渋るのか?」
「そんなことはしないよ。おまえを新しい“力”で倒すと決めているからね。」スッ
ポンコツ会長はそう言いながら、ワインレッドで『B』と描かれた黒いガイアメモリを取り出す。
『バーサーカー!!』
スィッチを押し、左手首の生体コネクタにバーサーカーメモリを差し込む。
パキィィィンッ!!
次の瞬間、ポンコツ会長は(ラースや美咲からしたら)見覚えのある黒い鎧に身を包み、冑の瞳の部分がワインレッドの怪人、バーサーカードーパントに変身する。
「ッ……生徒会長さんまで……」
「……煽った俺が言うのもなんだけどなぁ……あんたもウザ副会長も本当に堕ちたもんだよな……」
「堕ちた?違う。目が醒めたんだよ。『本当の強さ』が何なのかってね。」
バーサーカードーパントに変身したポンコツ会長を見て、バソーが複雑そうな表情を浮かべながらそう言うなか、若干呆れながらそう言うラースに対し、バーサーカードーパントは不敵な笑みを浮かべながらそう言った。
ノゾミが女の子の方に向かっていった後、バソーがそう尋ねる。
「あぁ。頼まれたのがあいつだからな……それに相手するならあいつらの方が良い……」
『!?』
「「………」」
対するラースがそう言いながら見つめる先からガミジンによって断片化した茶髪の少年と黒髪のロングヘアーの少女が歩み寄ってくる。
「たくっ、あいつだけでなく、あんたらも出てくるとはな……なぁ。ポンコツ会長さんにウザ副会長さん?」
「久しぶりだね。ラース・フォートニング。バソー・フォートニング……」
「貴様らに味合わされた屈辱、ここで返してやる!!」スッ
小馬鹿にしたような表情でそう言うラースに少年改めポンコツ会長が光の宿ってない眼で見ながらそう言うなか、少女改めウザ副会長はその眼に明らかな殺意を宿しながら、ネイビーブルーで『W』と描かれた黒いガイアメモリを取り出す。
『ウィッチ!!』
スィッチを押すや否やウザ副会長は肩甲骨に浮き出た生体コネクタにウィッチメモリを差し込む。
パキィィィンッ!!
次の瞬間、ウザ副会長は黒い三角帽子を目深に被り、ネイビーブルーのラインが入った黒いローブに身を包み、右手には身の丈程ある木の杖を携え、左手の爪が鋭い怪人、オリジナル怪人、ウィッチドーパントに変身する。
『!?』
「あ~あ……『Xマジンラー』から貰ったガイアメモリで変身しちまって……天下の闇王様も堕ちたもんだな……」
「死ね!!落ちこぼれ!!」
ズドォォォンッ!!
ウィッチドーパントに変身したウザ副会長を見て、美咲達が驚愕の表情を浮かべるなか、ウィッチドーパントはそう言いながら、杖の先から大きな黒炎弾をバソーに向けて、放つ。
バシィィィンッ!!
『!?』
「なっ!?」
「………」
が、何故かバソーの前に出たエレンが破壊属性の魔力を纏った左手で受け止め、握り潰す。
「え、え~と……」
「悪いけど、あの怪人、私が貰っていい?」
少しだけ困惑しながらそう言うバソーに対し、エレンが真剣な表情でそう尋ねる。
「あ。はい。どうぞどうぞ。」
「ありがとう。」
「!?」
ドカァァァンッ!!
そう言いながら譲るバソーにそうお礼を言いながら、いつの間にかウィッチドーパントの隣に移動していたエレンは魔力を変換させただけの衝撃波を食らわせ、吹き飛ばす。
「ぐはっ!?」
「悪いけど、私が相手になるわ。魔女擬き。」
「くっ……」
「あの……彼女はなんで怒ってるんですか?」
吹き飛ばした後、明らかに怒りのオーラ全開でウィッチドーパントと対峙するエレンを見ながら、バソーがそうセッテ、美咲、ヴィオラの三人に尋ねる。
「さ、さぁ……?」
「私達に聞かれてもわからないわよ。」
「う~ん……あ。」
対するセッテ、美咲がそう答えるなか、ヴィオラが何か心当たりがあるのかそう言う。
「?ヴィオラ?」
「何かわかったの?」
「うん。もしかしたらだけど、エレンちゃん、あの怪人にムカついたのかも。」
『はい?』
ヴィオラが言ったエレンの怒りの理由に対し、セッテやラース達は思わずそう言う。
「エレンちゃん、前にいた世界では『魔女エレン』とも呼ばれてたから、その魔女の名前を傷つけるような怪人に変身したあの人にムカついたんだと思う。」
「なるほど………」
「さてと、それじゃあ、俺達もおっ始めようか?ポンコツ会長さんよ……」
「………」
そんなヴィオラの説明にバソーが納得するなか、ラースはそうポンコツ会長に話しかける。
「どうせあんたも貰ってんだろ?怪人への変身アイテム。ならさっさと使えよ。それとも、あの時のように出し渋るのか?」
「そんなことはしないよ。おまえを新しい“力”で倒すと決めているからね。」スッ
ポンコツ会長はそう言いながら、ワインレッドで『B』と描かれた黒いガイアメモリを取り出す。
『バーサーカー!!』
スィッチを押し、左手首の生体コネクタにバーサーカーメモリを差し込む。
パキィィィンッ!!
次の瞬間、ポンコツ会長は(ラースや美咲からしたら)見覚えのある黒い鎧に身を包み、冑の瞳の部分がワインレッドの怪人、バーサーカードーパントに変身する。
「ッ……生徒会長さんまで……」
「……煽った俺が言うのもなんだけどなぁ……あんたもウザ副会長も本当に堕ちたもんだよな……」
「堕ちた?違う。目が醒めたんだよ。『本当の強さ』が何なのかってね。」
バーサーカードーパントに変身したポンコツ会長を見て、バソーが複雑そうな表情を浮かべながらそう言うなか、若干呆れながらそう言うラースに対し、バーサーカードーパントは不敵な笑みを浮かべながらそう言った。