今度は臨界神と縁魔神が来ました

時を遡って、バキシムが現れる少し前、ラースside・・・

こにゃにちは~♪バソ兄とベスタートチビスケ、金華と銀華、ミトクと一緒に『Xマジンラー』ってのから残り最後の魔神器、『魔槌 ヴァンディルド』を奪還すべく異世界、『ウェズペリア』にやってきたチート、ラース君ですよぉ~♪

アフロ神の紹介で世界神が開いてくれたスキマを通ってこの世界に来た後、俺とバソ兄、ミトク、金華と銀華の五人は今、『嵐神龍』としての本来の姿に戻ったチビスケに乗って、空を飛んでいますwwwはいwww

「ラース。来て早々、本来の姿に戻ったベスに乗ったのは良いけど今、何処に向かってるの?」

俺がそう読者の皆様に説明しているなか、バソ兄が首を傾げながらそう尋ねてくる。

「う~ん……とりあえず『アトラン王国』に行こうと思ってな。」

「『アトラン王国』に?」

「あぁ、アフロ神から聞いた話だとその国に『Xマジンラー』と敵対している、月っちゃんの友人達がいるみたいだからな。」

「月詠さんの友達が?」

・・・ピキッ!!・・・ピキキ・・・ッ!!

「「「「「「!?」」」」」」

そんななか、突然、空にヒビが入り始める。

ってこの光景、なんか見たことあるような・・・

バリィィィンッ!!

「グオオオォォォーーーッ!!」

「「「「「「!?」」」」」」

俺がそう思っているなか、空がガラスのように割れ、中からバキシムがそう雄叫びを上げながら現れた。ってマジで!?

「「怪獣だぁぁぁっ!!」」

「ピィィィッ!?」

「ラース。あの怪獣は……?」

突然、現れたバキシムを見て、金華と銀華、チビスケがそう声を上げるなか、バソ兄が首を傾げながらそう尋ねてくる。

「あれは『一角超獣 バキシム』。本来ならこういった魔法世界にはいない存在だ。」

「なんでそのようなものがここに?」

「アフロ神からの話だと『Xマジンラー』ってのは何体かの怪獣も戦力として保有しているって話だから多分、そいつらが侵略目的で送り込んできたんだろうよ。」

「グオオオォォォーーーッ!!」

ボオオオォォォーーーッ!!

首を傾げながらそう言うミトクに俺がそう言うなか、バキシムは近くの森に向けて、両手から火炎放射を放つ。

「!?マスター!!ラース様!!」

「あそこに人が!!」

そんななか、銀華と金華がそう言いながらある方を指差す。

見てみると、茶髪のショートヘアに黒目の少女と黒髪のショートヘアに赤目の少女、ナンバーズとしての戦闘服とは違う格好の、『リリなの』のセッテの三人がいた。

「ってなんでセッテがここにいるんだよ。しかも茶髪の方も見覚えあるし……」

「「「!?」」」

俺がそう言うなか、三人の少女はバキシムが放ってきた火炎放射を紙一重でかわす。

なるほど。あのバキシムはあいつらを狙って攻撃したのか。

「ピィッ!!」

「ん?チビスケ。あいつと倒したいのか?」

「ピィピィッ!!」

なになに・・・『あのお姉さん達を助ける!!』か・・・チビスケは優しいなぁ・・・

「まぁ、ブラックダイヤモンドア○ツVSバキシムっていうのも良いかもな・・・バソ兄。ミトク。金華。銀華。振り落とされないようにしっかりと捕まってろよぉ~」

「わかったよ。ラース。」

「了解しました。ラース様。」

「「はぁ~い!!」」

「行くぜ!!チビスケ!!」

「ピイイイィィィーーーッ!!」

「!?」

そうしてチビスケはそう雄叫びを上げながら、バキシムに向かっていく。

「グオオオォォォーーーッ!!」

ズドドドドドドドドドドドドドドドッ!!

対するバキシムはそう雄叫びを上げながら、鼻先から大量のミサイルを放ってくる。

「ハッ!!そんな鼻くそミサイルなんか当たるか!!チビスケ!!でんこうせっか!!」

「ピィッ!!」

俺がそう指示した瞬間、チビスケは素早いスピードで動き回り、バキシムのミサイルを全てかわし切る。

「からの体当たり!!」

「ピイイイィィィーーーッ!!」

「!?」

ドカァァァンッ!!

かわし切った後、俺の指示に従ってチビスケはバキシムに体当たりし、吹き飛ばす。

「グオオオォォォーーーッ!?」

「さて、早々に決着を着けるか。チビスケ。」

「ピィィィ・・・」

カァァァ・・・

吹き飛ばされたバキシムがそう苦痛の声を上げるなか、そう言う俺に答えるかのようにチビスケの口内が光り始める。

カッ!!

ズガアアアァァァンッ!!

次の瞬間、チビスケは以前、元の世界の竜界で一度放ったブレスをバキシムに向けて、放つ。

「グオオオォォォーーーッ!!」

ボオオオォォォーーーッ!!

対するバキシムは迎え撃とうと両手から火炎放射を放つ。

が、チビスケのブレスはその火炎放射を巻き込み、吸収しながら向かっていく。

「!?マズい!!」

ズバァァァンッ!!

ズオオオォォォッ!!

そんななか、セッテと黒髪の少女と一緒にいた『アイツ』はそう言いながら魔武器であろう剣で斬撃を放ち、エメラルドの帯のような軌跡を作り出し、セッテと黒髪の少女と一緒に駆け上がることで上空へと退避する。

なんかスバルの“ウイングロード”みたい。っていうかアイツの剣、形が俺のクラウヴァンドとよく似てるな。

ズガアアアァァァンッ!!

「グオオオォォォーーーッ!?」

アイツの剣を見ながら俺がそう思っているなか、チビスケのブレスが命中。バキシム処か周りの木々も消し飛ばした・・・

・・・・・・・・・

「………チビスケ。もう少し加減しような。」

「ピィ・・・(ごめんなさい・・・)」

「そこの方々、大丈夫ですかぁーっ!?」

そう注意する俺にチビスケがそう言うなか、バソ兄が“ウイングロード”擬きの上にいる三人にそう話しかけた。
6/49ページ
スキ