『Ｘマジンラー』本拠地、廊下・・・

「あ。お帰り。父さん。」

「うむ……」

一翔達と軽く戦闘をしてから離脱し、帰投した後、そう話しかけてくる覇道に対し、カンナギはそう返事する。

「それにしても父さんが自ら、出てくるなんてね。」

「懐かしい顔がいたから軽く挨拶しに行っただけだ。ところでリベンジャーと協力して回収したロストロギアは？」

「あぁ、あれはDr.スカリエッティの所に運んでもらったよ。かなり前にジンガとアミリに確保してもらった勇者(屑)君が扱えるように調整してもらうためにね。」

回収したロストロギアの行方について、そう尋ねるカンナギに対し、覇道はそう報告する。

スカリエッティの研究室・・・

「やれやれ……組織も急な仕事を押しつけてくるね。このロストロギアを勇者(屑)君が扱えるよう、調整しろとは……」

その頃、ため息混じりにそう言うスカリエッティの前には星球のトゲの部分が淡い藍色の円錐状のクリスタルで全体的に深紺色のモーニングスターのようなものが置かれてあった。