いざ!魔武器生成と使い魔召喚へ!!

音が聞こえてきた方を見ると、魔法陣に叩きつけられた、多分、複数の血が入ってたであろう割れたガラス瓶と一人の男子生徒がいた。

どう見ても禁忌召喚ですね。わかります。

「なっ!?ここでテンプレの禁忌召喚かよ!?」

私が冷静にそう思いながら見ているなか、マコト君が慌てながらそう言う。

……テンプレってなに?

「なっ!?なにやってるの!!タダノ君!!」

「心配しないで下さい!!先生!!貴族である僕は必ず死神を使い魔にしてみせます!!」

私がそう思いながら首を傾げるなか、慌てながらそう言うヴィヴィオ叔母さんに対し、禁忌召喚をした男子生徒は自信満々にそう言う。

ってあの男子生徒、この前、私に「ノゾミ・ナカムラ。貴族である僕のものになれ。」なんていう明らかに上から目線の告白擬きをしてきた、今時古い貴族至上主義の奴じゃん。

確か名前は……カバオ・タダノって言ったかな………

あ。因みに告白擬きについてはツバキに鍛えてもらった毒舌で心を木っ端微塵に粉砕した上でやんわりと断ったので悪しからず。って私はまた誰に説明してるんだろう?

シュウウウ・・・

私がそう思いながら首を傾げるなか、魔法陣からいかにもヤバい感じの煙が噴き出してきた。まる?
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