半妖と女神と歌姫
噴水前広場・・・
「はぁ……はぁ……」
「ククク……」
闇梨紗が乱入して七篠を焼滅させる少し前、七篠が展開した『領域』によって軻遇突智の炎を封じられたマサヒロは今、ジンガに苦戦している。
「ククク……そろそろ終わりにしてやる……」
ボオオオォォォッ!!
ジンガはそう言いながら、漆黒の烈火炎装を纏わせる。
「!」
その瞬間、闇梨紗が七篠を焼滅させたことによって王国全体に展開されていた『領域』が消滅する。
「じゃあな。別世界の黄金騎士。愉しかったぜ。」
ズバアアアァァァンッ!!
『領域』が消滅したことに気付いていないジンガはそう言いながら、巨大な黒い炎の斬撃を放ってくる。
「ッ!!はあああぁぁぁーーーっ!!」
ズバアアアァァァーーーンッ!!
が、マサヒロはすぐさまキバに軻遇突智の炎を纏わせ、巨大な白い炎の斬撃を放つ。
ズバアアアァァァーーーンッ!!
マサヒロが放った渾身の一撃はジンガの斬撃を斬り裂き、ジンガの方に向かっていく。
「!?な」
ズガアアアァァァーーーンッ!!
次の瞬間、マサヒロの斬撃が命中し、ジンガがいた所が土煙に包み込まれる。
モウ・・・モウ・・・
「ジンガ!!」
「くっ……」フラッ
マサヒロの斬撃によって発生した土煙を見て、月詠と戦っていたアミリがそう言うなか、マサヒロはこれまでにジンガから受けたダメージと先程の斬撃を放ったことによる疲労から前のめりに倒れそうになる。
「マサヒロ!!」ガシッ!!
が、すぐさま駆けつけた月詠がそう言いながら、マサヒロを支える。
その直後、他の怪人達を倒し終えた一翔、サクヤ&ツバキ、映司、アンクの五人も二人に駆け寄る。
「大丈夫?」
「あぁ、大丈夫だ。月詠。これで幹部の一人は」
「『領域』が消えたことに気付かず、油断したな。ジンガ。」
『!?』
そんななか、土煙の中からジンガではない第三者の声が聞こえてくる。
サァァァ・・・
『!?』
「!?おまえは!!」
「………」
土煙が晴れると、そこには人間態に戻ったジンガともう一人、裏地が赤い黒マントに黒い服を着た男性・・・『Xマジンラー』の黒幕である影法師が憑依した器、『Xマジンラー』の総帥であるレム・カンナギがいた。
「久しぶりだな。仮面ライダーオーズ……まさか、貴様もこの世界に来ていたとはな………」
「カンナギ……なんでおまえがここに」
「助かったぜ。総帥。まさか、あんた自らがここに来るとはな。」
『!?』
ジンガが発した『総帥』という単語に一翔達は驚愕の表情を浮かべる。
「総帥……ということはカンナギ。おまえが……」
「そう。私が『Xマジンラー』のトップだ。」
真剣な表情でそう言う映司に対し、カンナギは不敵な笑みを浮かべながらそう言うなか、アミリもカンナギとジンガに合流する。
(なんだ?このカンナギ……以前と雰囲気が違うような……)
「ジンガ。アミリ。もう足止めの必要はなくなったから先に戻れ。私は彼らと少しだけ話をしてから戻る。」
そんなカンナギに映司が違和感を抱くなか、カンナギはそう二人に指示する。
「了解したわ。総帥。」
「じゃあな。別世界の黄金騎士。この勝負は預けておいてやる。」
対する二人はそう言いながら銀のオーロラを使って、その場から去っていった。
「はぁ……はぁ……」
「ククク……」
闇梨紗が乱入して七篠を焼滅させる少し前、七篠が展開した『領域』によって軻遇突智の炎を封じられたマサヒロは今、ジンガに苦戦している。
「ククク……そろそろ終わりにしてやる……」
ボオオオォォォッ!!
ジンガはそう言いながら、漆黒の烈火炎装を纏わせる。
「!」
その瞬間、闇梨紗が七篠を焼滅させたことによって王国全体に展開されていた『領域』が消滅する。
「じゃあな。別世界の黄金騎士。愉しかったぜ。」
ズバアアアァァァンッ!!
『領域』が消滅したことに気付いていないジンガはそう言いながら、巨大な黒い炎の斬撃を放ってくる。
「ッ!!はあああぁぁぁーーーっ!!」
ズバアアアァァァーーーンッ!!
が、マサヒロはすぐさまキバに軻遇突智の炎を纏わせ、巨大な白い炎の斬撃を放つ。
ズバアアアァァァーーーンッ!!
マサヒロが放った渾身の一撃はジンガの斬撃を斬り裂き、ジンガの方に向かっていく。
「!?な」
ズガアアアァァァーーーンッ!!
次の瞬間、マサヒロの斬撃が命中し、ジンガがいた所が土煙に包み込まれる。
モウ・・・モウ・・・
「ジンガ!!」
「くっ……」フラッ
マサヒロの斬撃によって発生した土煙を見て、月詠と戦っていたアミリがそう言うなか、マサヒロはこれまでにジンガから受けたダメージと先程の斬撃を放ったことによる疲労から前のめりに倒れそうになる。
「マサヒロ!!」ガシッ!!
が、すぐさま駆けつけた月詠がそう言いながら、マサヒロを支える。
その直後、他の怪人達を倒し終えた一翔、サクヤ&ツバキ、映司、アンクの五人も二人に駆け寄る。
「大丈夫?」
「あぁ、大丈夫だ。月詠。これで幹部の一人は」
「『領域』が消えたことに気付かず、油断したな。ジンガ。」
『!?』
そんななか、土煙の中からジンガではない第三者の声が聞こえてくる。
サァァァ・・・
『!?』
「!?おまえは!!」
「………」
土煙が晴れると、そこには人間態に戻ったジンガともう一人、裏地が赤い黒マントに黒い服を着た男性・・・『Xマジンラー』の黒幕である影法師が憑依した器、『Xマジンラー』の総帥であるレム・カンナギがいた。
「久しぶりだな。仮面ライダーオーズ……まさか、貴様もこの世界に来ていたとはな………」
「カンナギ……なんでおまえがここに」
「助かったぜ。総帥。まさか、あんた自らがここに来るとはな。」
『!?』
ジンガが発した『総帥』という単語に一翔達は驚愕の表情を浮かべる。
「総帥……ということはカンナギ。おまえが……」
「そう。私が『Xマジンラー』のトップだ。」
真剣な表情でそう言う映司に対し、カンナギは不敵な笑みを浮かべながらそう言うなか、アミリもカンナギとジンガに合流する。
(なんだ?このカンナギ……以前と雰囲気が違うような……)
「ジンガ。アミリ。もう足止めの必要はなくなったから先に戻れ。私は彼らと少しだけ話をしてから戻る。」
そんなカンナギに映司が違和感を抱くなか、カンナギはそう二人に指示する。
「了解したわ。総帥。」
「じゃあな。別世界の黄金騎士。この勝負は預けておいてやる。」
対する二人はそう言いながら銀のオーロラを使って、その場から去っていった。