王城前・・・

「ふん。」

ズバァァァンッ！！

「「「「「グオオオォォォーーーッ！？」」」」」

ドッカァァァンッ！！

カドゥケウス・ダークスタイルに変身したツキトはそう言いながら、ダークスタイルでの専用武器である大鎌のデスサイズで二体のライオトルーパーと三体のダスタードを一閃して倒す。

「！？」

ガキィィィンッ！！

そんななか、上空から『何か』がツキトに特攻を仕掛けてきて、ツキトはその攻撃をデスサイズで受け止める。

「受け止められたか。だが、はあああぁぁぁーーーっ！！」

「くっ………」

ガキキキキキキキキキキキキキキキィンッ！！

受け止められた『何か』・・・マンティスオルフェノクはそう言いながら、素早いスピードで両腕の鎌でツキトに斬りかかり、ツキトはデスサイズで対応する。

ガキキキキキキキキキキキキキキキィンッ！！

ツキトとマンティスオルフェノクはデスサイズと両腕の鎌で十数回と斬り結ぶ。

「………」

・・・スゥ・・・

「！？」

そんななか、ツキトは影の中に姿を消す。

「消えた！？何処に」

「はぁっ！！」

「！？」

ズバァンッ！！ズバァンッ！！ズバァァァンッ！！

ツキトが消えたことにそう困惑の声を上げるマンティスオルフェノクの言葉の最中、ツキトはマンティスオルフェノクの背後の影から飛び出し、デスサイズで三回程斬り裂いて吹き飛ばす。

「ぐはぁぁぁっ！？」

「一気に終わらせる……」

マンティスオルフェノクがダメージを受けながら吹き飛ばされるなか、ツキトはそう言いながらデスサイズをバックルに翳す。

『フィニッシュ』

「！？」

バシィィィンッ！！

すると次の瞬間、マンティスオルフェノクの足元の影から闇が蛇のように現れながら身体に巻きつき、身動きを封じる。

「しまっ」

「はあああぁぁぁーーーっ！！」

ズバァァァンッ！！

身動きを封じられたマンティスオルフェノクがそう言うなか、ツキトはそう言いながらデスサイズで一刀両断する。

「ぐはあああぁぁぁーーーっ！？」

ドッカァァァンッ！！

ダークスタイルでの必殺技、“ダークネスヘル”を食らったマンティスオルフェノクは次の瞬間、そう断末魔の叫びを上げながら爆発し、消滅した。