半妖と女神と歌姫

その頃、スィン、彩夏、夢羽、克巳、ヴィヴィオ、ラミ、秀介、ツキトの八人は、彩夏は自作した黒の部分を白、赤の部分を紅にしたオートバジン、フラッシュバジンに、夢羽はツキトから贈られた蒼に水色の水流のようなデザイン、ライト部分が雫のバイク、シーレイクに、克巳はツキトから贈られた白に青い炎のようなデザイン、ライト部分がエターナルの王冠のようなデザインのバイク、ヘルレイサーに、ヴィヴィオは夢羽が作ったライト部分が緑色のマシンメテオスター、アーススターに、ラミは夢羽が作ったライドシューターに、秀介はガタックエクステンダーに乗り、ツキトはスィンと一緒に『氷獣 氷馬アイスホース』に乗って王城前に向かって駆ける。

「ん?どうやら来たようですね。」

「待ってたぜぇ……ククク……」

「………」

「!?あんた達……」

駆けつけると、加頭、フェニックス、零斗の三人が多数のライオトルーパーとダスタードを率いて待ち構えていた。

「またいきなりやってきたな。『Xマジンラー』。」

「今度は何を企んでいる?」

「残念ながらそれは企業機密なので……」ガチャンッ!!カチッ!!

『エターナル!!』

『ユートピア!!』

睨み付けながらそう尋ねる克巳と夢羽に対し、加頭はそう言いながらアームドライバーを装着し、エターナルメモリとユートピアメモリを取り出し、スィッチを押す。

「変身。」

『エターナルユートピア!!』

パキィィィンッ!!

次の瞬間、加頭はダークエターナル・アームドユートピアに変身した。

「俺達もいくぞ。零斗。」ボォォォッ!!

「ふん……」ガチャンッ!!

加頭がダークエターナルに変身した後、フェニックスはそう言いながらカタストロフを装備し、零斗はハイドドライバーを装着し、ハイドフォンを取り出す。

666 ENTER

『STANDING BY』

「変身。」

『COMPLETE』

パキィィィンッ!!

次の瞬間、零斗はハイドに変身する。

「私達も変身するわよ。」スッ

「了解www」ガチャンッ!!

変身した加頭と零斗を見て、スィンはそう言いながら変身音笛を取り出し、彩夏はそう言いながらフラッシュドライバーを装着し、フラッシュフォンを取り出す。

ピィィィーーーッ!!

461 ENTER

『STANDING BY』

ビュオオオォォォッ!!

「変身!!」

「……はぁっ!!」

ズバァァァンッ!!

パキィィィンッ×2!!

次の瞬間、スィンは氷鬼に、彩夏はフラッシュに変身した。

「私達もいくよ。ポセイドン。」ガチャンッ!!

『あぁ……』

「来い!!ガタックゼクター!!」ガチャンッ!!

「………」ガチャンッ!カチッ!!!

『エターナル!!』

夢羽はポセイドンとそう話しながらポセイドンドライバーを、秀介はそう言いながらライダーベルトを、克巳はロストドライバーを装着し、克巳はエターナルメモリを取り出し、スィッチを押す。

ブゥゥゥンッ!!パシッ!!

すると何処からか、ガタックゼクターが飛んできて、秀介の手に収まる。

「「「『変身!!』」」」

『Henshin』

『エターナル!!』

パキィィィンッ×3!!

次の瞬間、夢羽はポセイドンに、秀介はガタック・マスクドフォームに、克巳はエターナルに変身し、夢羽の身体の主導権がポセイドンに移る。

「キャストオフ!!」

『Cast Off』

ドカァァァンッ!!パキィィィンッ!!

『Change Stag Beetle』

秀介は続いて、ガタック・ライダーフォームに変身した。

「私達もいくよ。ウカサさん。」ガチャンッ!!

「はい。ヴィヴィオ先生。」スッ

ヴィヴィオはそう言いながらアースドライバーを装着し、ラミはそう返事しながらカードデッキを取り出し、前に突き出す。

パァァァ・・・ガチャンッ!!

すると、ライダーベルトが出現し、ラミの腰に装着される。

『アース!!レディ?』

「「変身!!」」

パキィィィンッ×2!!

次の瞬間、ヴィヴィオとラミはアースと九龍に変身する。

「来い!!ブラン!!ノアール!!」

いつの間にか黒髪に深紅目になっていたツキトがそう言った瞬間、白と黒の機械的な二匹の蛇が現れる。

蛇達は飛び上がり、ツキトの腰まで行くと互いの尻尾を噛みくわえ、素早く回転する。

ガチャンッ!!

やがて蛇達は一つの機械的なベルトになり、装着される。

「変身!!」

装着された後、ツキトはそう言いながら、バックルに刻まれた灰色の翼を左手で触れる。

『チェンジ』

シュウウウ・・・ッ!!

すると、ベルトからそう言う音声と共に闇が現れ、ツキトを包み込む。

パキィィィンッ!!

次の瞬間、ツキトは黒のスーツに胸、腰、両膝、両肘に銀縁の白いアーマー。複眼は深紅色。アーマーには這う蛇が描かれたライダー・・・光と闇の“力”を使って戦うオリジナルライダー、仮面ライダーカドゥケウス・ダークスタイルに変身する。

「ククク……」

「………」

「お互いの準備は良いみたいですね……やれ……」

『グオオオォォォーーーッ!!』

変身したスィン達を見て、フェニックスが不敵な笑みを浮かべ、零斗が睨み付けるなか、加頭がそう指示した瞬間、ライオトルーパー&ダスタード部隊はそう雄叫びを上げながら向かってくる。

こうしてスィン達八人と加頭、零斗、フェニックス率いる怪人軍団の戦いが始まった。
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