噴水前広場・・・

「お。来たな……」

「久しぶりね。『冥界神』の坊や。この間のお嬢ちゃんは一緒じゃないのね……」

「ジンガ。アミリ……」

国内で爆発音が響き渡り、月詠が世界時間停止で時間を止めた後、月詠とマサヒロ、ツバキとサクヤ、映司さんとアンクの六人と一緒に駆けつけた僕に対し、多数のマスカレイドドーパントと屑ヤミーを従えて待ち構えていたジンガとアミリがそう話しかけてくる。

「それとはじめまして。になるのかしらね。異世界、『クレアート』の黄金騎士、マサヒロ・アクランドとそのパートナー、月詠・アクランド」

「すいません。サイン、下さい。」

「「「「「「「え？」」」」」」」

「月詠……」

不敵な笑みを浮かべながらそう言うアミリの言葉の最中、いつの間にか二枚の色紙と二本のマッキーを取り出した月詠が真顔でそう言いながら、ジンガとアミリにサインを求める。

月詠・・・

「「え、え～と……」」

「サイン、下さい。」

「「あ。はい……」」

真顔でサインを求める月詠に戸惑いながらもジンガとアミリは色紙にサインする。

ってサインするんかい！！