いざ!魔武器生成と使い魔召喚へ!!

「?魔法世界、ウェズペリア?」

「やはり『幻想卿』ではないのか。」

そんな私の説明に対し、二人はそう言う。

「え~と、すいません。あなた達は……」

「あ。私は『幻想卿』の河童の河城にとり。よろしくね。」

「私は人型魔導具の阿号だ。」

首を傾げながらそう尋ねる私に対し、少女、にとりと男性、阿号はそう自己紹介する。

この二人、この世界を基準に考えるとにとりはSSSランク、阿号はRランクの実力を持ってるね。

「ノゾミ。先程、私達を召喚したと言っていたが……」

私がそう思っているなか、阿号はそう尋ねてくる。

「はい。大変申し訳ありませんが、あなた達は私が学校の授業の使い魔召喚で召喚しました。」

対する私は真剣な表情でそう答える。

「じゃあ、私達は使い魔として召喚されたってこと?」

「はい。」

「ノゾミよ。私達は元の世界に帰れるのか?」

首を傾げながらそう尋ねるにとりにそう答えるなか、阿号は真剣な表情でそう尋ねてくる。

「すいません。あなた達の場合、元の世界に帰すのは……多分、できません……」

「そうか………」

「もう『幻想卿』には帰れないのか………」

「あの……勝手に召喚して、アレなんですが……私と契約してくれますか……?」

『元の世界には帰れない。』という私の説明を聞いて、そう言う阿号とにとりに対し、私はそう尋ねる。

「どうする?阿号。もう『幻想卿』に帰れないんならこの子の使い魔、やってみる?」

「そうだな……どのみちこの世界において、他に行き場もないしな……」

「じゃあ、決まりだね……良いよ♪私と阿号、あなたの使い魔になってあげる♪」

「!ありがとうございます!!」

「あ。私達のことは別にタメ口で良いよ。ね。阿号。」

「あぁ。」

「わかった……じゃあ、これからよろしくね♪にとり♪阿号♪」

「うん♪こちらこそ♪」

「よろしく頼む。」

こうして私は河童のにとりと人型魔導具の阿号と契約した。
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