あ。因みに前章でバーサーカー化されて、私を殺そうと襲いかかってきたルパンさんはあの後、彩夏さんと夢羽さん、にとりによって機体（からだ）に仕込まれていた精神に働きかける暴走プログラムを取り除かれ、お父さん達やフェイトさん達に自分が知りうる『Ｘマジンラー』に関する情報を提供した後、一也王の計らいで今は『アトラン王国』の公認義賊として裏でこそこそと違法行為をしている貴族等を相手に活動しています。はい。

って私はまた誰に説明してるんだろう？

「お嬢様。明日奈さんをお連れしました。」

「聞いたよ。ノゾミちゃん。サクラが人化したんだって。」

私がそう思いながら首を傾げるなか、いつの間にかいなくなっていたマンティーがそう言いながら、明日奈さんを連れてくる。

「そうなんですよ。明日奈さん。サクラ。挨拶。」

「はい。姫。姫のNSに完全適合し、進化した結果、自我と人化能力を得ました、姫の魔武器の銃剣、サクラです。改めてよろしくお願いします。明日奈さん。」

「うん。よろしくね。じゃあ、NSの訓練に入ろうか。ノゾミちゃん。」

「はい。サクラ。紫蓮。」

「はい。姫。』

「了解。マスター。』

「じゃあ、私達もやるか。マスター。」

「うん。フィアー。」

「了解だ。マスター。』

そう言う私にそう返事しながらサクラと紫蓮が武器化するなか、そう言うセッテにそう返事しながらフィアーも武器化する。

そうして私、サクラ、紫蓮は明日奈さんとのNSの訓練を、セッテはフィアーを扱うためのデュアとの訓練を開始した。