「グオオオォォォーーーッ！？」

右肩を貫かれた魔物はそう苦痛の声を上げながらも右肩にできた風穴を修復しようとする。

が、先程、セッテとデュアに斬り落とされた尻尾と同じように再生しなかった。

『どうやらNSも効くみたいだね。』

「グオオオォォォーーーッ！！」

『『『『『！？』』』』』

ズガアアアァァァンッ！！

そんななか、魔物はそう雄叫びを上げながら周囲に黒い衝撃波を放ち、四機のガンダムを吹き飛ばす。

『『きゃあああぁぁぁーーーっ！？』』

『ちっ！？』

『くっ！？』

吹き飛ばされた四機のガンダムはすぐには立ち上がれない程のダメージを受ける。

「グオオオォォォーーーッ！！」

魔物はそう雄叫びを上げながらピースセラフとデュアに向けて、光弾を放とうとする。

ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッ！！

ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガァンッ！！

「グオオオォォォーーーッ！？」

『『『『！？』』』』

が、その瞬間、何処からか、大量のビームが放たれ、魔物に命中してダメージを与える。

『来たか……』

リヒテルがそう言った次の瞬間、MSになったユキとゼロに乗ったリサとヒナタがその場に駆けつける。

『ノゾミちゃん！！リヒテルさん！！皆！！』

『大丈夫か？』

『り、リサさんにヒナタさん！？』

『どうしてここに！？』

『先程、障気で身動きを封じられていた時、私が救難信号を送ったんだ。』

「グオオオォォォーーーッ！！」

ズオオオォォォッ！！

救援に駆けつけたリサとヒナタにそう困惑の声を上げながら立ち上がるノゾミとセッテにリヒテルがそう説明しながら蒼牙と共に立ち上がるなか、魔物は先程のビームで負った傷跡を修復しながら、新たに四本の腕を生やす。

『見たところ、再生能力を持っているみたいだね。』

『あぁ。だが、デュアの“力”とNSを使えば、確実にダメージを与えられることが先程、わかったところだ。』

『そうか……それで？あの怪物を倒す算段は？』

『ある。その算段は……』

修復されていく傷跡を見ながらそう言うリサにそう説明した後、倒す算段について、そう尋ねるヒナタにそう答えながらリヒテルは先程、着いた算段をノゾミ、セッテ、デュア、蒼牙、リサ、ヒナタの六人に伝えた。