堕ちた神のダンジョン
古代ダンジョン、最深部・・・
「ん?どうやらこのダンジョンに侵入し、私が付け加えたAMFをものともせずに魔導機兵(神機兵擬きのこと)達を薙ぎ倒しながら進んでくる者達がいるようだね。」
その頃、ダンジョンの最深部にて、そこにあった台座の近くで腰を下ろしていた、白いシルクハットを被り、白いスーツに黒いマントを羽織った青年がそう言いながら、唯一の出入口の方を見つめる。
「気配からして、あの組織じゃなさそうだが……」
シュウウウ・・・
青年がそう言っているなか、台座の上で紫の刀身に銀の柄の片手剣を突き立てられていた黒い球体から黒い霞のようなものが現れ、青年の身体に入り込んでいく。
「くっ……またか……このダンジョンで封印されていたものは余程私に封印を解いてほしいようだな……」
青年は苦い表情をしながら、球体を見ながら、今の自分の身体と球体の影響で暴走しかけている己の精神を抑え込む。
「……組織の手を逃れるためにこのダンジョンに身を隠して一週間……精神の暴走を自力で抑え込むのもそろそろ難しくなってくる今、この最深部まで到達した者達に賭けてみるか……」
「残念だが、おまえにはその到達した者達、特に黒髪の小娘を始末するための傀儡になってもらおうか。」
「!?」
青年が真剣な表情でそう言うなか、黒髪の青年がそう言いながら、何処からともなく現れる。
「何者だ!?貴様!!」
突然、現れた黒髪の青年に対し、白いスーツの青年はそう尋ねながら距離を取り、戦闘体制を取る。
「俺はガミジン・マルパス。運命神からの遣いでここにきた………」
対する黒髪の青年・・・雪姫達の宿敵である運命神の遣い、『運命の断片達』の一人である悪魔の転生体、ガミジンはそう名乗る。
「運命神?『Xマジンラー』の手の者じゃないのか?」
「悪いが俺も運命神から『夢現神と関わりがある者達を始末しろ』という命を受けている……おまえにはその命を実行するための傀儡になってもらう!!」
「!?」
ガミジンが言った『運命神』という単語に対し、青年は首を傾げながらそう言うなか、ガミジンはそう言いながら瞬時に青年の背後に移動し、青年の頭を掴み、運命神から授かった“力”を流し込み、断片化させようとする。
「ぐっ……うぅ……傀儡だと……そんなものになるのは……お断りだね!!」
ドカッ!!
「ぐっ!?」
が、青年はそう言いながら、右足でガミジンを蹴り飛ばす。
「ッ……『運命の断片達 』の一人として運命神から授かった俺の洗脳に抗うとは……だが、その身体の断片化は完了し、『夢現神の“力”の一部を得た『氷結の女神』の娘を始末しろ』というプログラムも仕込ませてもらった………」
「ッ!?」
「どのみち、『Xマジンラー』によって与えられたその機体 とここに封印された者の影響でおまえは暴走する……後は任せたぞ。ダークロイドZZZ……いや、仮面ライダールパン!!」
青年の身体の断片化を終えた後、ガミジンはそう言いながら、陽炎のようにその場から消えた。
「ん?どうやらこのダンジョンに侵入し、私が付け加えたAMFをものともせずに魔導機兵(神機兵擬きのこと)達を薙ぎ倒しながら進んでくる者達がいるようだね。」
その頃、ダンジョンの最深部にて、そこにあった台座の近くで腰を下ろしていた、白いシルクハットを被り、白いスーツに黒いマントを羽織った青年がそう言いながら、唯一の出入口の方を見つめる。
「気配からして、あの組織じゃなさそうだが……」
シュウウウ・・・
青年がそう言っているなか、台座の上で紫の刀身に銀の柄の片手剣を突き立てられていた黒い球体から黒い霞のようなものが現れ、青年の身体に入り込んでいく。
「くっ……またか……このダンジョンで封印されていたものは余程私に封印を解いてほしいようだな……」
青年は苦い表情をしながら、球体を見ながら、今の自分の身体と球体の影響で暴走しかけている己の精神を抑え込む。
「……組織の手を逃れるためにこのダンジョンに身を隠して一週間……精神の暴走を自力で抑え込むのもそろそろ難しくなってくる今、この最深部まで到達した者達に賭けてみるか……」
「残念だが、おまえにはその到達した者達、特に黒髪の小娘を始末するための傀儡になってもらおうか。」
「!?」
青年が真剣な表情でそう言うなか、黒髪の青年がそう言いながら、何処からともなく現れる。
「何者だ!?貴様!!」
突然、現れた黒髪の青年に対し、白いスーツの青年はそう尋ねながら距離を取り、戦闘体制を取る。
「俺はガミジン・マルパス。運命神からの遣いでここにきた………」
対する黒髪の青年・・・雪姫達の宿敵である運命神の遣い、『運命の断片達』の一人である悪魔の転生体、ガミジンはそう名乗る。
「運命神?『Xマジンラー』の手の者じゃないのか?」
「悪いが俺も運命神から『夢現神と関わりがある者達を始末しろ』という命を受けている……おまえにはその命を実行するための傀儡になってもらう!!」
「!?」
ガミジンが言った『運命神』という単語に対し、青年は首を傾げながらそう言うなか、ガミジンはそう言いながら瞬時に青年の背後に移動し、青年の頭を掴み、運命神から授かった“力”を流し込み、断片化させようとする。
「ぐっ……うぅ……傀儡だと……そんなものになるのは……お断りだね!!」
ドカッ!!
「ぐっ!?」
が、青年はそう言いながら、右足でガミジンを蹴り飛ばす。
「ッ……『
「ッ!?」
「どのみち、『Xマジンラー』によって与えられたその
青年の身体の断片化を終えた後、ガミジンはそう言いながら、陽炎のようにその場から消えた。