親友(ともだち)と死を司る龍
「それでセッテ。デュアの種族は何?見たところ、この世界のドラゴンじゃないみたいだけど………」
サクラを形状変化させたハリセンでマコト君を物理的に落ち着かせた後、私はそうセッテに尋ねる。
「お?あんた、え~と………」
「あ。私はセッテの友達のノゾミ・ナカムラ。よろしくね。」
「あぁ、あんたがマスターの一番の友達 の……うん。よろしく。んでノゾミ。私がこの世界のドラゴンじゃないってよくわかったねぇ………」
「まぁ、私は『伊邪那美』の“力”を受け継いでるし、NSの覚醒者でもあるからね。視たら相手がこの世界の出身なのかどうかはわかるよ。」
「!?へぇ……ノゾミもツバサの召喚主と同じNSの覚醒者か。マスターの友達 は凄いな。」
ん?ツバサ?ツバサって確か、リサさんの・・・
「まぁ、改めて自己紹介すると、私の種族はサイズドラゴン。異世界、『アクエリアス』の『五神龍』の一角だ。」
私がそう思いながら首を傾げるなか、デュアは自分の種族について、改めてそう自己紹介した。
「ってリサさん達の所の!?」
「やっぱ知ってたか。あぁ。私はそのリサ達と同じ世界の出身だよ。もっと言えば、私はそのリサの使い魔になっているゼロウイングドラゴン、ツバサの元同僚だ。」
「まさか、異世界にいる魔物を使い魔召喚するとは……」
まさかのリサ達の世界の出身だったことにそう困惑の声を上げる私にデュアがそう言うなか、カイン君がそう言う。
まぁ、それを言ったら、私も『幻想卿』から阿号とにとりを召喚したけどね。
「っとそういえばセッテ。デュアと使い魔契約をして、何か特典とか得られたの?」
そんななか、ふと思った私はそうセッテに尋ねる。
ごく稀にだけど、契約した使い魔によっては何らかの特典みたいなものが得られるらしいんだよね。
私やアカリちゃん達は別にこれといったものはなかったけど・・・
「どうなの?デュア。」
「そうだな……私と契約したことで工作員としてのスキルが上がり、ハイパージャマーで気配を消せるようになるな。」
「ハイパージャマーってガンダムデスサイズかよ………」
首を傾げながらそう尋ねるセッテにそう説明するデュアに対し、いつの間にか復活していたマコト君がそうツッコミを入れる。
「まぁ、ガンダムデスサイズってのはあながち間違いではねぇな。」
「は?」
カァァァ
「「「「「「「「「「!?」」」」」」」」」」
デュアが言ったことにマコト君がそう首を傾げるなか、デュアが光に包み込まれる。
次の瞬間、デュアは人の姿から等身大の黒いロボットのような姿に変わる。
「!?ガンダムデスサイズヘルだと!?」
『これがドラゴン、死神、人に次ぐ、私のもう一つの姿だ。』
「………」
黒いロボット、ガンダムデスサイズヘルの姿に変わったデュアにマコト君がそう困惑の声を上げ、デュアがそう言うなか、セッテはガンダムデスサイズヘルとしてのデュアの姿に思わず見惚れる。
『触ってみるかい?マスター。』
「!?良いの?」
『あぁ。まだ乗り手として認めた訳じゃねぇが、触るくらいは構わねぇよ。』
「じゃあ……」
デュアにそう言われた後、セッテはそう言いながらデュアに触れる。
(やっぱり元はドラゴンだからか、無機物にはない温かみを感じる……それにこの姿から、私なんか比じゃない程の激戦を戦い抜いた戦士の力強いオーラを感じる……)
「見たところ、IS みたいだな。」
「?インフィニット・ストラトス?」
「あぁ、なんて言えばいいのか……ロボットを鎧にしたもん……な感じで言えばいいのか?」
『まぁ、そういった解釈で良いぞ。因みに私はMS形態にもなれる。』
頭を掻きながらそうセッテに説明するマコト君に対し、デュアがそう言う。
「え?マジで?」
『マジマジ。大マジ。っていうか私はそもそもガンダムデスサイズに宿っていた魂の転生体のようなもんだし。』
「はぁ!?マジで!?まさかのデスサイズ本人!?」
『あ。もっと言えば、私を含む『五神龍』は全員、元はガンダムに宿っていた魂の転生体なんだよ。私の人化した時の姿がデュオなのもかつての乗り手だったあいつをモデルにしたからだし。』
「(°Д°;)」
あ。(マコト君にとっては)あまりの衝撃的過ぎる真実にマコト君が固まった。
『あ。私に乗り手として認められれば、マスターもこの機体としての姿の時の私の“力”を使えるようになる上に戦いでどちらかが死なない限り、寿命は事実上、なくなるから。」
そんななか、デュアはそう言いながら人の姿に戻る。
「そうなんだ。」
「まぁ、そう簡単に乗り手としては認めねぇけどな。だから、頑張れよ!!マスター!!」
「うん!!」
ん?なんか忘れているような・・・
「あ!そういえば今日、リヒテルさんからMSを受け取る約束をしてたんだった!!」
「「「「「「「「「ん?」」」」」」」」」
「ごめん!!先に帰るね!!行こう!!セッテ!!」
「あ、うん。あ。デュアも一緒に来て。義母さん達に紹介したいから。」
「はいよ。」
そうして私はセッテとデュアと一緒に家へと帰っていった・・・まる・・・
サクラを形状変化させたハリセンでマコト君を物理的に落ち着かせた後、私はそうセッテに尋ねる。
「お?あんた、え~と………」
「あ。私はセッテの友達のノゾミ・ナカムラ。よろしくね。」
「あぁ、あんたがマスターの一番の
「まぁ、私は『伊邪那美』の“力”を受け継いでるし、NSの覚醒者でもあるからね。視たら相手がこの世界の出身なのかどうかはわかるよ。」
「!?へぇ……ノゾミもツバサの召喚主と同じNSの覚醒者か。マスターの
ん?ツバサ?ツバサって確か、リサさんの・・・
「まぁ、改めて自己紹介すると、私の種族はサイズドラゴン。異世界、『アクエリアス』の『五神龍』の一角だ。」
私がそう思いながら首を傾げるなか、デュアは自分の種族について、改めてそう自己紹介した。
「ってリサさん達の所の!?」
「やっぱ知ってたか。あぁ。私はそのリサ達と同じ世界の出身だよ。もっと言えば、私はそのリサの使い魔になっているゼロウイングドラゴン、ツバサの元同僚だ。」
「まさか、異世界にいる魔物を使い魔召喚するとは……」
まさかのリサ達の世界の出身だったことにそう困惑の声を上げる私にデュアがそう言うなか、カイン君がそう言う。
まぁ、それを言ったら、私も『幻想卿』から阿号とにとりを召喚したけどね。
「っとそういえばセッテ。デュアと使い魔契約をして、何か特典とか得られたの?」
そんななか、ふと思った私はそうセッテに尋ねる。
ごく稀にだけど、契約した使い魔によっては何らかの特典みたいなものが得られるらしいんだよね。
私やアカリちゃん達は別にこれといったものはなかったけど・・・
「どうなの?デュア。」
「そうだな……私と契約したことで工作員としてのスキルが上がり、ハイパージャマーで気配を消せるようになるな。」
「ハイパージャマーってガンダムデスサイズかよ………」
首を傾げながらそう尋ねるセッテにそう説明するデュアに対し、いつの間にか復活していたマコト君がそうツッコミを入れる。
「まぁ、ガンダムデスサイズってのはあながち間違いではねぇな。」
「は?」
カァァァ
「「「「「「「「「「!?」」」」」」」」」」
デュアが言ったことにマコト君がそう首を傾げるなか、デュアが光に包み込まれる。
次の瞬間、デュアは人の姿から等身大の黒いロボットのような姿に変わる。
「!?ガンダムデスサイズヘルだと!?」
『これがドラゴン、死神、人に次ぐ、私のもう一つの姿だ。』
「………」
黒いロボット、ガンダムデスサイズヘルの姿に変わったデュアにマコト君がそう困惑の声を上げ、デュアがそう言うなか、セッテはガンダムデスサイズヘルとしてのデュアの姿に思わず見惚れる。
『触ってみるかい?マスター。』
「!?良いの?」
『あぁ。まだ乗り手として認めた訳じゃねぇが、触るくらいは構わねぇよ。』
「じゃあ……」
デュアにそう言われた後、セッテはそう言いながらデュアに触れる。
(やっぱり元はドラゴンだからか、無機物にはない温かみを感じる……それにこの姿から、私なんか比じゃない程の激戦を戦い抜いた戦士の力強いオーラを感じる……)
「見たところ、
「?インフィニット・ストラトス?」
「あぁ、なんて言えばいいのか……ロボットを鎧にしたもん……な感じで言えばいいのか?」
『まぁ、そういった解釈で良いぞ。因みに私はMS形態にもなれる。』
頭を掻きながらそうセッテに説明するマコト君に対し、デュアがそう言う。
「え?マジで?」
『マジマジ。大マジ。っていうか私はそもそもガンダムデスサイズに宿っていた魂の転生体のようなもんだし。』
「はぁ!?マジで!?まさかのデスサイズ本人!?」
『あ。もっと言えば、私を含む『五神龍』は全員、元はガンダムに宿っていた魂の転生体なんだよ。私の人化した時の姿がデュオなのもかつての乗り手だったあいつをモデルにしたからだし。』
「(°Д°;)」
あ。(マコト君にとっては)あまりの衝撃的過ぎる真実にマコト君が固まった。
『あ。私に乗り手として認められれば、マスターもこの機体としての姿の時の私の“力”を使えるようになる上に戦いでどちらかが死なない限り、寿命は事実上、なくなるから。」
そんななか、デュアはそう言いながら人の姿に戻る。
「そうなんだ。」
「まぁ、そう簡単に乗り手としては認めねぇけどな。だから、頑張れよ!!マスター!!」
「うん!!」
ん?なんか忘れているような・・・
「あ!そういえば今日、リヒテルさんからMSを受け取る約束をしてたんだった!!」
「「「「「「「「「ん?」」」」」」」」」
「ごめん!!先に帰るね!!行こう!!セッテ!!」
「あ、うん。あ。デュアも一緒に来て。義母さん達に紹介したいから。」
「はいよ。」
そうして私はセッテとデュアと一緒に家へと帰っていった・・・まる・・・