親友(ともだち)と死を司る龍
『フォールテ学園』、グラウンド・・・
カァァァ
「お。戻ってきたみたいだなってデカァっ!?」
セッテが逆召喚されてからだいたい十分後、戻ってきたセッテと一緒に現れた漆黒のドラゴンを見て、マコト君がそう困惑の声を上げる。
あ。どうも。今の視点は私、ノゾミ・ナカムラなので悪しからず。
って私はまた誰に言ってるんだろう?
ざわざわ・・・ざわざわ・・・
私がそう思いながら首を傾げるなか、未だに見学しに来ていた大勢の生徒達もセッテが召喚したドラゴンを見て、ざわめき始める。
・・・うん。確かにでかいね。軽く1000mはあるんじゃないかな。それにこの感じ・・・多分、あのドラゴンはこの世界の魔物ではないね・・・
《へぇ……これはまた結構なギャラリーだな……ん?マスター。どうした?》
「そういえば、人がたくさんいたのを忘れてた・・・orz」
あ。セッテがorzの状態になってる・・・
この大勢の生徒達のことを忘れてたのかな?
《なんていうか……マスターは少し抜けているんだな……》
「……なんでだろう……デュアにだけは言われたくない……」
《なんでだ!?》
・・・うん・・・とりあえずセッテはあのドラゴンと仲良くやっていけそうだね・・・
「それでセッテ。そのドラゴンは?」
その後、ヴィヴィオ叔母さんが他の生徒達を帰らせた後、私はそうセッテに尋ねる。
「あぁ、こいつは」
《ちょっと待った。マスター。自己紹介は自分でするぜ。》
カァァァ
対するセッテの言葉を遮りながら、ドラゴンがそう言った瞬間、ドラゴンが光に包み込まれる。
「私はデュア。逃げも隠れもするが、嘘は言わないデュア。よろしくな!!」
次の瞬間、茶髪の三つ編みのポニーテールをした中性的な顔立ちに黒衣の牧師服のような服を着た女性の姿に変わったドラゴン改めデュアはそう自己紹介をした。
「まんまデュオじゃねぇかあああぁぁぁーーーっ!!!」
「「「「「「「「「「うおっ!?」」」」」」」」」」
なんかマコト君がシャウトした!?
「なんなんだよ!!本物のセッテが使い魔召喚での逆召喚でバカデカイドラゴンを召喚したと思ったら、人化した時の姿がデュオのクリソツって!!しかもさっきの自己紹介もまんまデュオだし!!名前も一字違いなだけだし!!これで性別が男なら完璧じゃねぇか!!なんで女なんだよ!?」
「いや。なんでって聞かれても……」
「はははははっ!!マスターの友達 は面白いな!!」
途中で舌を噛みそうな勢いでそう言うマコト君にセッテがそう言うなか、デュアは笑いながらそう言った。 まる。
カァァァ
「お。戻ってきたみたいだなってデカァっ!?」
セッテが逆召喚されてからだいたい十分後、戻ってきたセッテと一緒に現れた漆黒のドラゴンを見て、マコト君がそう困惑の声を上げる。
あ。どうも。今の視点は私、ノゾミ・ナカムラなので悪しからず。
って私はまた誰に言ってるんだろう?
ざわざわ・・・ざわざわ・・・
私がそう思いながら首を傾げるなか、未だに見学しに来ていた大勢の生徒達もセッテが召喚したドラゴンを見て、ざわめき始める。
・・・うん。確かにでかいね。軽く1000mはあるんじゃないかな。それにこの感じ・・・多分、あのドラゴンはこの世界の魔物ではないね・・・
《へぇ……これはまた結構なギャラリーだな……ん?マスター。どうした?》
「そういえば、人がたくさんいたのを忘れてた・・・orz」
あ。セッテがorzの状態になってる・・・
この大勢の生徒達のことを忘れてたのかな?
《なんていうか……マスターは少し抜けているんだな……》
「……なんでだろう……デュアにだけは言われたくない……」
《なんでだ!?》
・・・うん・・・とりあえずセッテはあのドラゴンと仲良くやっていけそうだね・・・
「それでセッテ。そのドラゴンは?」
その後、ヴィヴィオ叔母さんが他の生徒達を帰らせた後、私はそうセッテに尋ねる。
「あぁ、こいつは」
《ちょっと待った。マスター。自己紹介は自分でするぜ。》
カァァァ
対するセッテの言葉を遮りながら、ドラゴンがそう言った瞬間、ドラゴンが光に包み込まれる。
「私はデュア。逃げも隠れもするが、嘘は言わないデュア。よろしくな!!」
次の瞬間、茶髪の三つ編みのポニーテールをした中性的な顔立ちに黒衣の牧師服のような服を着た女性の姿に変わったドラゴン改めデュアはそう自己紹介をした。
「まんまデュオじゃねぇかあああぁぁぁーーーっ!!!」
「「「「「「「「「「うおっ!?」」」」」」」」」」
なんかマコト君がシャウトした!?
「なんなんだよ!!本物のセッテが使い魔召喚での逆召喚でバカデカイドラゴンを召喚したと思ったら、人化した時の姿がデュオのクリソツって!!しかもさっきの自己紹介もまんまデュオだし!!名前も一字違いなだけだし!!これで性別が男なら完璧じゃねぇか!!なんで女なんだよ!?」
「いや。なんでって聞かれても……」
「はははははっ!!マスターの
途中で舌を噛みそうな勢いでそう言うマコト君にセッテがそう言うなか、デュアは笑いながらそう言った。 まる。