親友(ともだち)と死を司る龍
「ッ……ここは……」
『どうやら逆召喚されたようです。マスター。』
魔法陣から発せられた光に包み込まれた後、そう言う私に対し、待機状態の髪飾りになっていたエイラがそう言う。
あ。どうも。元ナンバーズで今はクロハラ家の養女になった、ノゾミの友達のセッテ・クロハラです。はい。
因みに今、私は・・・何故か、宇宙空間のど真ん中にいます・・・なんで!?
『ふむ。どうやら本物の宇宙空間ではないようですね。』
私が心の中でそう困惑の声を上げるなか、エイラが冷静にそう分析してくれる。
・・・そういえば、普通に呼吸ができる・・・
《む?何者だ?我が結界に入ってきたのは……》
「『!?』」
そんななか、何処からか、そう言う声が聞こえてくる。
振り向くと、そこには蝙蝠のような翼を持った、巨大な漆黒のドラゴンがいた。
《?人間の娘が何故、我が結界の中に……いや、ただの人間ではないな……なるほど。異世界、『ミッドチルダ』で人の手で生み出されし存在、戦闘機人か……》
「!?どうしてそのことを!?」
『ブーメランブレード』
ジャキィィィンッ!!
興味深そうに見ながら、私の素性を言い当てたドラゴンに対し、私はエイラが呼び出したブーメランブレードを装備して、警戒しながらそう尋ねる。
《あぁ、心配するな。我は別に争うつもりはない。戦闘機人のことはお主の魂から情報を読み取ったのだ。》
そんな私に対し、ドラゴンは冷静にそう言ってくる。って、
「!?私の魂から!?」
《あぁ、我は死を司る龍でな。魂からある程度の情報を読み取ることができるのだ。》
「あ、あなたは一体……」
私の魂から情報を読み取ったと言うドラゴンに対し、私はブーメランブレードをしまいながら、困惑しながらそう尋ねる。
《我はサイズドラゴン。死を司る龍にして『五神龍』の一角なり。》
対するドラゴン、サイズドラゴンはそう名乗る。
・・・五神龍って何?
《戦闘機人の娘よ。一体何用でここに?》
サイズドラゴンが言った『五神龍』という単語に対し、私がそう思いながら首を傾げるなか、サイズドラゴンがそう尋ねてくる。
「え~と……使い魔召喚をしたら、ここに逆召喚されました……」
《なに?使い魔召喚だと?》
そう答える私に対し、サイズドラゴンはそう言って反応しながら、興味深そうに見てくる。
《……使い魔召喚での逆召喚で我が結界内に入ってくる者が現れるとは……まるであいつの時のようだ……》
「?あいつとは?」
《我の『五神龍』としての同僚のことだ。名をゼロウイングドラゴン。今は召喚主に与えられた名、ツバサと名乗っている。》
ん?ゼロウイングドラゴン?それにツバサって・・・
「……もしかして、その召喚主って旧姓、リサ・アーチャーっていう人じゃ……」
《ん?ツバサの主のことを知っているのか?》
「えぇ、私や友達の両親がその人の友人で私も何回か、お会いしたことがあるので……」
《なるほどな……そういえば、お主の名を聞いていなかったな……》
「セッテです。セッテ・クロハラって言います。」
《セッテか……良い名だな……》
「あのぉ~。実はさっきからずっと気になってたんですけど……」
《なんだ?》
「……『五神龍』って何ですか?」
実はずっと気になっていた『五神龍』という単語について、私はそうサイズドラゴンに尋ねる。
《?セッテよ。我らのことを知らぬのか?いくら生まれが異世界の『ミッドチルダ』とはいえ、『アクエリアス』に住んでいるのなら、名前くらいは聞いたことあると思うのだが……》
対するサイズドラゴンは首を傾げながら、逆にそう尋ねてくる。って、
「え?私、今、住んでいる世界は『ウェズペリア』でそこでの使い魔召喚で逆召喚されて、ここに来たんですけど……」
《え?》
「え?」
『どうやら逆召喚されたようです。マスター。』
魔法陣から発せられた光に包み込まれた後、そう言う私に対し、待機状態の髪飾りになっていたエイラがそう言う。
あ。どうも。元ナンバーズで今はクロハラ家の養女になった、ノゾミの友達のセッテ・クロハラです。はい。
因みに今、私は・・・何故か、宇宙空間のど真ん中にいます・・・なんで!?
『ふむ。どうやら本物の宇宙空間ではないようですね。』
私が心の中でそう困惑の声を上げるなか、エイラが冷静にそう分析してくれる。
・・・そういえば、普通に呼吸ができる・・・
《む?何者だ?我が結界に入ってきたのは……》
「『!?』」
そんななか、何処からか、そう言う声が聞こえてくる。
振り向くと、そこには蝙蝠のような翼を持った、巨大な漆黒のドラゴンがいた。
《?人間の娘が何故、我が結界の中に……いや、ただの人間ではないな……なるほど。異世界、『ミッドチルダ』で人の手で生み出されし存在、戦闘機人か……》
「!?どうしてそのことを!?」
『ブーメランブレード』
ジャキィィィンッ!!
興味深そうに見ながら、私の素性を言い当てたドラゴンに対し、私はエイラが呼び出したブーメランブレードを装備して、警戒しながらそう尋ねる。
《あぁ、心配するな。我は別に争うつもりはない。戦闘機人のことはお主の魂から情報を読み取ったのだ。》
そんな私に対し、ドラゴンは冷静にそう言ってくる。って、
「!?私の魂から!?」
《あぁ、我は死を司る龍でな。魂からある程度の情報を読み取ることができるのだ。》
「あ、あなたは一体……」
私の魂から情報を読み取ったと言うドラゴンに対し、私はブーメランブレードをしまいながら、困惑しながらそう尋ねる。
《我はサイズドラゴン。死を司る龍にして『五神龍』の一角なり。》
対するドラゴン、サイズドラゴンはそう名乗る。
・・・五神龍って何?
《戦闘機人の娘よ。一体何用でここに?》
サイズドラゴンが言った『五神龍』という単語に対し、私がそう思いながら首を傾げるなか、サイズドラゴンがそう尋ねてくる。
「え~と……使い魔召喚をしたら、ここに逆召喚されました……」
《なに?使い魔召喚だと?》
そう答える私に対し、サイズドラゴンはそう言って反応しながら、興味深そうに見てくる。
《……使い魔召喚での逆召喚で我が結界内に入ってくる者が現れるとは……まるであいつの時のようだ……》
「?あいつとは?」
《我の『五神龍』としての同僚のことだ。名をゼロウイングドラゴン。今は召喚主に与えられた名、ツバサと名乗っている。》
ん?ゼロウイングドラゴン?それにツバサって・・・
「……もしかして、その召喚主って旧姓、リサ・アーチャーっていう人じゃ……」
《ん?ツバサの主のことを知っているのか?》
「えぇ、私や友達の両親がその人の友人で私も何回か、お会いしたことがあるので……」
《なるほどな……そういえば、お主の名を聞いていなかったな……》
「セッテです。セッテ・クロハラって言います。」
《セッテか……良い名だな……》
「あのぉ~。実はさっきからずっと気になってたんですけど……」
《なんだ?》
「……『五神龍』って何ですか?」
実はずっと気になっていた『五神龍』という単語について、私はそうサイズドラゴンに尋ねる。
《?セッテよ。我らのことを知らぬのか?いくら生まれが異世界の『ミッドチルダ』とはいえ、『アクエリアス』に住んでいるのなら、名前くらいは聞いたことあると思うのだが……》
対するサイズドラゴンは首を傾げながら、逆にそう尋ねてくる。って、
「え?私、今、住んでいる世界は『ウェズペリア』でそこでの使い魔召喚で逆召喚されて、ここに来たんですけど……」
《え?》
「え?」