食堂・・・

「なるほど。『Ｘマジンラー』……か………」

夢羽達が地下研究施設の破壊に成功し、帰ってきた後、今、この世界や他の世界で起きている異変についての説明を聞いて、何故か途中からサファイアさんと共に戦ってくれた和也さんは真剣な表情でそう言う。

あ。どーも。巻き込まれで『冥界神』で今はノゾミの父親の一翔・中村です。はい。

なんかお久しぶりですねwww

「ところで、和也さん達はどうしてこの世界に？」

「あ？あぁ、実はな……」

僕がそう心の中でそう言うなか、首を傾げながらそう尋ねるスィンに対し、和也はそう言いながら最近、自分達の次元と『ウェズペリア』との間に歪みが起きていることがわかり、それの調査にきたことを説明してくれた。

「まぁ、まさか、その歪みの影響で俺達の次元と『ウェズペリア』の間に２２年も時差があるとは思わなかったけどな。」

説明してくれた後、和也さんはため息混じりにそう言う。

あぁ、だから、見た目が２２年前に初めて会った時と全然変わってないんですね。

「そちらでも次元の歪みが起きているんですね。」

僕がそう思っているなか、フェイトが真剣な表情でそう言う。

「ん？そう言うってことはそっちでも歪みが起きているのか？」

「はい。こちらも次元の歪みが起きていて、その影響で私達の次元の『ミッドチルダ』及び『アクエリアス』と『ウェズペリア』の間に八年の時差が起きているんです。」

首を傾げながらそう尋ねる和也さんに対し、フェイトは真剣な表情でそう説明する。

「因みに私達はこの歪みが人為的なものであるという情報も掴んでいます。」

「人為的……ということは『Ｘマジンラー』の仕業か……」

「はい。そして、恐らくですが、和也さん達の次元との間に起きている歪みも『Ｘマジンラー』が起こしたものだと思われます。」

「ッ……」

「和也……」

真剣な表情でそう言うフェイトの説明を聞いて、和也さんは顔を歪ませ、そんな和也さんに対し、隣で一緒になって聞いていたサファイアさんはそう言う。

「和也さん……私達は今、一翔さん達やリヒテルさん達と協力して、『Ｘマジンラー』を倒すために動いています。ですが、相手は全ての次元を支配しようとする組織。その戦力は未だに計り知れません。ですから」

「あぁ、俺達もそいつらをぶっ倒すのを協力する。こっちの『機動六課』の皆にも俺から説得する。なに、連中の危険性を知れば皆、ＯＫしてくれるだろうよ。」

「……ありがとうございます……」

真剣な表情でそう言う和也さんに対し、フェイトは真剣な表情でそう言う。

こうして和也さん達の方の『機動六課』(カイザ)とフェイト達の方の『機動六課』(リンクス)は『Ｘマジンラー』を倒すために協力関係を結んだ。

「あぁ～～～♪良いお湯だったぁ～～～♪」

「あ。ノゾミ………」

その後、明日奈さんとのNSを扱うための訓練を終え、お風呂で汗を流してきた愛娘のノゾミがそう言いながら入ってくる。

「？一翔。その子は誰だ？」

そんなノゾミを見て、和也さんは首を傾げながらそう尋ねてくる。って

「あれ？言ってませんでしたっけ？あの子は僕とスィンの娘ですよ。」

「へぇ～～～。一翔とスィンの娘……はあぁあぁぁあああぁああぁぁぁあぁぁあぁああぁぁぁあぁぁっ！！？」