管理局とGと因縁と・・・

その頃、ナカムラ家、訓練場・・・

「有望な新人だとは思ってたけど、ここまでとはね………」

「………」

明日奈はそう言いながら今、自分がNSの訓練を診ているノゾミの方を見つめる。

そのノゾミの手には先程、自分が投影してみせたのと同じ、いや、それ以上の輝きを放つ白銀の刀身に黄金の柄の剣、F○teのセ○バーの聖剣、エクスカリバーが握られていた。

「じゃあ、そのエクスカリバーの威力を確かめようか。」

「はい。」

カァァァ・・・ッ!!

そう言う明日奈にそう答えながら、ノゾミはエクスカリバーを両手で握り、上段に構え、刀身に魔力を集束させる。

「はぁぁぁ……“エクスカリバー”!!!」

ズバアアアァァァーーーンッ!!

次の瞬間、ノゾミはそう言いながらエクスカリバーを振り下ろし、巨大な光の斬撃を訓練用のターゲットである十体のター○ネーターに向けて、放つ。

その結果、十体のター○ネーターは塵一つ残らず、直径10メートル程のクレーターができる。

(刀剣類の投影の訓練を始めて、たった三時間でここまで……この子の才能はもう逸材なんてもんじゃない……天才の域に達した、正にこの世界、いや、全ての次元における『希望』……)

「うん。刀剣類の投影はもう大丈夫みたいだね。じゃあ、明日からは銃器の投影の入ろうか。」

ノゾミが投影したエクスカリバーでできたクレーターを見ながら、そう思いながら明日奈はそう言う。

「?明日から……ですか?」

対するノゾミは明日奈が言った『明日から』という単語に首を傾げながらそう尋ねる。

「今日はもう遅い時間だし、ノゾミちゃんも疲れたでしょ?」

「えぇ。まぁ……」

「だから、今日はここまでということで♪あんまりやり過ぎたら、後からくるリバウンドの筋肉痛が大変だからね。」

「わかりました。」

こうして今日のノゾミのNSを扱うための訓練は終了した。
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