管理局とGと因縁と・・・

「グオオオォォォーーーッ!!」

ズドドドドドドドドドドドドドドドッ!!

その頃、サファイアとリアクトした和也と戦っていたネメシスはそう雄叫びを上げながら、両肩のギガキャノンで大量の光弾を放ってくる。

「くっ!!」

対する和也はそう言いながらかわし、距離を取る。

「くっ……なんか嫌な予感がする……早くこいつを倒すぞ!!サファイア!!レイ!!」

『『うん(はい)!!』』

シュシュシュシュシュッ!!

そんななか、夢羽とウェスカーの戦いを横目で見て、嫌な予感を感じた和也はサファイアとレイとそう話しながら、強化された身体能力でネメシスの周りを高速で走り始める。

その速度は徐々に上がっていき、残像が残る程のスピードにまで上がる。

(……ここだ!!)

そんななか、和也はそう思いながら地面を強く踏み、背後から斬りかかる。

「グオオオォォォーーーッ!!」

ズドドドドドドドドッ!!

が、その瞬間、和也の存在に気付いたネメシスは振り向き様に両肩のギガキャノンで八弾の光弾を放ってくる。

ズガァンッ!!

「ぐっ!?」

『『和也(さん)!?』』

八弾の内、一弾は和也の左肩に命中し、左腕がもげる。

「くっ……うおおおぉぉぉーーーっ!!!」

「!?」

が、和也はその痛みを忘れるかのような雄叫びを上げながら突っ込み、

ズバァァァンッ!!

右手の起動状態のレイでネメシスの首をはねる。

ドシィィィンッ!!

「くっ……」

『和也!!』

『大丈夫ですか!?』

首をはねられたネメシスがそのままうつ伏せに倒れながら絶命するなか、苦痛の表情を浮かべる和也に対し、サファイアとレイはそう言う。

「くっ……大丈夫だ……」

対する和也はそう言いながらもげた左肩を軽く止血し、レイを待機状態に戻し、右手でディバイダーを持って、夢羽の元へと向かった。
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