管理局とGと因縁と・・・

とある研究室・・・

「「はあああぁぁぁーーーっ!!」」

ズバババババババババババババババァンッ!!

「「「「「「「ぐわあああぁぁぁーーーっ!?」」」」」」」

「「「「「「「ガルルルルルルルッ!?」」」」」」」

その頃、研究施設内のとある研究室にて、マンティスとネメシスに変身したリヒテルとラグが七体のライオトルーパーと七匹のケルベロスと戦っているなか、ファルコと響介は研究室のパソコン等を調べていた。

「響介。何か出てきたか?」

「TウイルスとT-Abyssの研究記録が見つかったよ……そっちは?」

「こっちはT-Veronicaとエクリプスウイルスの研究記録が見つかった……どうやら『Xマジンラー』はTウイルスだけでなく、複数のウイルスも研究していたみたいだ……」

「……ん?これは……」

ファルコとそう話をするなか、響介はあるデータを見つける。

「……『被験体G-000とその遺伝子を元に造り出した『Gウイルス』の研究記録』?」

「「!?」」

その瞬間、背後からの殺気に気付いたファルコと響介はすぐさまその場から離れる。

ガシャァァァンッ!!

すると次の瞬間、先程まで響介が見ていたPCが破壊される。

「ファルコ!!響介!!」

「どうかしたんですか!?」

七体のライオトルーパーと七匹のケルベロスを倒し終えたリヒテルとラグはそう尋ねながら駆けつける。

「わからない。ただ……」スッ

「見えない何かがいるみたいだ。」ガチャンッ!!

響介はそう答えながら変身音叉を取り出し、ファルコもそう答えながらライダーベルトを装着する。

そんななか、先程、二人を襲った『何か』は後ろからファルコを襲おうとする。

ピピピッ!!ドカァァァンッ!!

「!?」

が、何処から飛んできた機械的な鷲、ファルコンゼクターがその『何か』に体当たりし、

「!?そこか!!」

ズドォォォンッ!!

「グッ!?」

その『何か』の存在に気付いたリヒテルがそう言いながらクナイガンで光弾を放ち、命中させる。

スゥゥ・・・

次の瞬間、先程まで姿を消していた『何か』・・・ウェスカーが指示して放った青い体色のハンター、ファルファレルロが姿を現す。

「……ハンター……しかもファルファレルロか……厄介な奴が出てきたな……」

「しかも、一体だけじゃないみたいですね。」

「「「グルルル・・・」」」

自分達の前に現れたファルファレルロを見て、リヒテルとラグがそう言うなか、奥の方からさらに三体のファルファレルロが現れる。

そんななか、響介は鳴神を手に当て、

リィィィン

音角を額に翳す。

カァァァ・・・ボォォォッ!!

すると、額に鬼の顔が浮かび、響介が炎に包み込まれる。

ファルコは手にしたファルコンゼクターをバックルにセットする。

「変身!!」

「・・・はぁっ!!」

『Henshin』

ズバァァァンッ!!

パキィィィンッ×2!!

次の瞬間、ファルコと響介は仮面ライダーファルコン・マスクドフォームと仮面ライダー陣鬼に変身し、

「キャストオフ!!」

『Cast Off』

ドカァァァンッ!!パキィィィンッ!!

『Change Falcon』

ファルコはファルコン・ライダーフォームに変身した。

「いくぞ。ファルコ。ラグ。響介。」

「「「はい!!」」」

二人が変身した後、リヒテルはそう言いながらマンティスエッジを構え、ファルコはそう言いながらクナイガンを、ラグはそう言いながらネメシスセイバーとネメシスバイザーを、響介はそう言いながら音撃管と音撃剣を構える。

「「「「グオオオォォォーーーッ!!」」」」

そんな四人に対し、四体のファルファレルロはそう雄叫びを上げながら襲いかかった。
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