「魔法陣は六つ。最初に決めたグループに別れて、一グループに一つずつ使ってね。」

私がそう思ってるなか、ヴィヴィオ叔母さんはそう言う。

「それじゃあ最初、誰からやる？」

その後、六つある魔法陣の内、一つを確保した後、私はそうアカリちゃん達に尋ねる。

「あ。じゃあ、私が最初に行かせてもらうね。」

そんな私に対し、アカリちゃんはそう言いながら、魔法陣に向かう。

「私と一緒に戦ってくれる使い魔さん！！出てきてください！！」

パァァァ

アカリちゃんがそう言いながら魔力を流した瞬間、魔法陣が輝き始める。

シュウウウ・・・

ボォォォッ！！

光が落ち着くと、そこには身体が炎に包まれた赤髪の男性がいた。

「ん？これは使い魔召喚か？……おい。そこの娘。おまえが俺を召喚したのか？」

「は、はい！！」

あ。アカリちゃん。若干緊張している。

「そんな緊張すんなって別に取って食おうなんて思ってねぇんだから……で？おまえの名は？」

「あ、アカリです！！アカリ・トレーダー！！年齢は16歳！！好きな飲み物はイチゴミルク！！」

アカリちゃん。誰もそこまで聞いてないよ。

「俺は炎魔人のラウスだ。よろしく。」

私がそう思っているなか、男性こと炎魔人のラウスはそう名乗る。

炎魔人……アカリちゃんのお母さんのアカネさんが契約している朱雀に次ぐ、炎の扱いに長けたSSSランクの魔物だね。

「そっかぁ……使い魔召喚か……」

「あの。私と契約してくれますか？」

「……まっ、いいか。どうせ暇してたからな。よろしくな！！マスター！！」

「うん！！こちらこそ、よろしくね！！」

こうしてアカネちゃんは炎魔人のラウスと無事契約した。まる。