狙われた怪獣使い

「ふぅ……使ってみたのは初めてだから、上手く引っ掛かってくれて良かったよ……」

「くそっ!!なんだ!?こいつはぁぁぁっ!?」

ジンガを設置型の拘束魔法、“ディレイドバインド”で拘束した後、一翔がそう言うなか、ジンガはそう言いながら巻きついてきた鎖を引きちぎろうとする。

「あぁ、それ、一応最上級の魔力を込めてあるから、ちょっとやそっとじゃ壊れないよ。」

「てめぇ!!」

「クリエイト!!『号殺剣』!!」

パキィィィンッ!!

一翔はそう言いながら和也の能力を使って、今度は阿号の号殺剣を創造し、両手で握りしめる。

「はあああぁぁぁーーーっ!!」

「くそがあああぁぁぁーーーっ!!」

ズバアアアァァァーーーンッ!!

次の瞬間、一翔は号殺剣でジンガとちょうど直線上にいた結界装置ガジェットを一刀両断する。

「!?ジンガ!!」

その様子を横目で見ながら戦っていたアミリはそう言いながら、思わず動きを止めながらそう言う。

「はあああぁぁぁーーーっ!!」

「!?」

ズバァァァンッ!!

そんなアミリの一瞬の隙を突いたスィンはそう言いながら、黒月姫で斬り裂く。

「ガッ……はぁ……」

バァァァンッ!!

不死を殺す“力”を持つ黒月姫で斬り裂かれたアミリはそう言いながら砕け散り、消滅した。
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