狙われた怪獣使い

「ぐわあああぁぁぁっ!?」

「次はこいつだ。」

『ルナ!!マキシマムドライブ!!』

カウンターからのラッシュを食らい、加頭がダメージを受けながら殴り飛ばされるなか、克巳はそう言いながら右腰とエターナルエッジのマキシマムスロットからヒートメモリとトリガーメモリを引き抜き、ルナメモリを右腰のマキシマムスロットにセットする。

「はぁっ!!」

パキィィィンッ×3!!

次の瞬間、克巳はそう言いながら、三人の分身を作り出す。

「おまえら!!こいつを使え!!」ヒュッ!!

「「「わかった!!」」」パシッ!!

『サイクロン!!マキシマムドライブ!!』

『メタル!!マキシマムドライブ!!』

『ヒート!!マキシマムドライブ!!』

克巳はそう言いながらサイクロンメモリ、メタルメモリ、ヒートメモリを分身達に投げ渡し、分身達はそう返事しながら、右腰のマキシマムスロットにセットする。

「はあああぁぁぁーーーっ!!」

「!?」

ドカァァァンッ!!

次の瞬間、まずはサイクロンの“力”を得た分身が風を纏いながら体当たりして、加頭を吹き飛ばす。

「ぐはぁぁぁっ!?くっ……この」

「「はあああぁぁぁーーーっ!!」」

「!?」

ドカァァァンッ!!

続けて、今度はメタルとヒートの“力”を得た二人の分身が突っ込み、二人で同時に腹パンチを食らわせて、殴り飛ばす。

ダァンッ!!

『エターナル!!マキシマムドライブ!!』

「はあああぁぁぁーーーっ!!」

「!?」

ズバァァァンッ!!

その直後、加頭を殴り飛ばした二人の分身を踏み台にして跳び上がった克巳が緑の光を纏ったエターナルエッジで加頭を上から縦に斬りつけ、さらに吹き飛ばす。

「ぐわあああぁぁぁっ!?」

「今だ!!」

パァァァ・・・ビュンッ×3!!

自身が放った攻撃、“ヘルブレイド”を受け、加頭がダメージを受けながら吹き飛ばされるなか、克巳がそう言った瞬間、ルナの“力”で作り出した三人の分身達は消え、分身達に渡した三本のガイアメモリは克巳の手元に戻ってくる。

バッ!!

その直後、克巳はエターナルローブを脱ぎ捨て、ゾーンメモリを取り出し、右腰のマキシマムスロットにセットする。

『アクセル!!バード!!サイクロン!!ダミー!!エターナル!!ファング!!ジーン!!ヒート!!アイスエイジ!!ジョーカー!!キー!!ルナ!!メタル!!ナスカ!!オーシャン!!パペティアー!!クィーン!!ロケット!!スカル!!トリガー!!ユニコーン!!バイオレンス!!ウェザー!!エクストリーム!!イエスタデイ!!』

『ゾーン!!マキシマムドライブ!!』

パァァァ・・・

すると、克巳が使い魔としてこの世界に来る際、伊邪那美から密かに与えられていた26本のT2ガイアメモリ全てが右腕と左足、胸、エターナルエッジのマキシマムスロットにセットされ、克巳は緑のオーラ、『エターナルウェーブ』を纏う。

「はあああぁぁぁーーーっ!!」

ズガアアアァァァンッ!!

次の瞬間、克巳は巨大な緑の光弾、“ネバーエンディングヘル”を加頭に向けて、放つ。

「くっ……」

・・・フッ・・・

「!?」

「はぁっ!!」

ズバァァァンッ!!

が、加頭はそう言いながらテレポートを使って、“ネバーエンディングヘル”をかわしながら克巳に急接近して、ダークエターナルセイバーで斬りつけて吹き飛ばす。

「ぐはぁぁぁっ!?」

「はぁ……はぁ……残念ですが、そう簡単に倒せませんよ……私は……」

「くっ……確かに残念だ……おまえがな……」

「なに?……ッ!?」

「!?」

ズガアアアァァァンッ×2!!

克巳が(仮面で見えないが)不敵な笑みを浮かべながらそう言った瞬間、先程、加頭がテレポートしてかわした“ネバーエンディングヘル”が、デスガンがかわしたサクヤ&ツバキの“ビッカーファイナリュージョン”と共に加頭とデスガンが護っていたガジェットに命中し、破壊した。
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