「ちょっと！！まだ話が終わっ」

カアアアァァァッ！！

「うわっ！？眩しいっ！？」

「「「キャアアアァァァッ！？」」」

突然、眩い光の壁が屑とビッチ達を阻む。

ふと見上げると、ヴィヴィオ叔母さんに見張りを頼まれていたセイラが微笑みながらこっちに手を振っていた。

(ありがとう！セイラ！！)

心の中でお礼を言いながら、私はすぐさまアカリちゃん達と一緒にヴィヴィオ叔母さんの所まで行く。

「……ねぇ。マコト君……」

「なんだ？ナカムラ。」

「前々から思ってたんだけど、本当にアレが勇者なの？」

「……勇者なんじゃね？喚ばれる時の魔法陣はあいつの足元に発生してたし……」

「実はマコト君が勇者であってくれないかな？」

本当、切実に。

「残念ながら、俺は巻き込まれだ。」

「はぁーい！！魔武器生成が終わったグループは集まってぇー！！使い魔召喚に関する説明をするから。」

私とマコト君がそう話をするなか、ヴィヴィオ叔母さんがそう言う。

「うぅ……」

「め、目が……」

「ま、待ってください！！僕達はまだ終わって」

「知りません。」

ビッチ達共々、まだ目をやられている屑がそう言う。が、その屑の言葉を遮りながら、ヴィヴィオ叔母さんはそうバッサリと切り捨てた。