狙われた怪獣使い
「確かにオレには大切な人を失った経験は今のところ、ねぇよ……けど、大切な人を傷つけられた経験ならあるぜ………」
零斗が放ってきた三十弾の光弾を弾いて防いだ後、彩夏は22年前の『人魔界大戦』でのことを思い起こしながらそう言う。
「もし、あの時、彼が死んだら、オレもおまえと同じように怒りや憎しみに身を任せて、暴れたかもしれねぇ……現にあの時だってそれに近い感情で傷つけた奴をぶちのめしたしな……」
「………」
「おまえの過去に出てきた勇者は確かに屑だ。マリーやおまえの言い分も聞かず、魔族だからという理由だけで『悪』と決めつけ、マリーの命を奪ったからな。だから、おまえが勇者に復讐したことについてはオレは否定する気はねぇ……」
「………」
「けどな。他の世界の奴らが何をした!?他の世界の人達はおまえ達に何かやったのか!?」
「ッ!?」
「何の関係のねぇ世界でも手当たり次第に暴れて、傷つけて、そんなのおまえから恋人の命を奪った勇者と大差変わりないだろうが!!」
「俺が……あの勇者と変わりないだと?……ふざけるなあああぁぁぁっ!!!」バッ!!
零斗はそう言いながらハイドフォンからミッションメモリーを引き抜き、いつの間にか左手に装着していた腕時計、ハイドアクセルからアクセルメモリーを引き抜いて、ハイドフォンにセットする。
『COMPLETE』
パキィィィンッ!!
次の瞬間、ハイドの両胸のフルメタルラングが上がって肩アーマーに変わり、紫のラインが銀に、複眼の色が紫に変わる。
零斗は今、ハイドからハイド・アクセルフォームに変わった。
「アクセルフォームに成れるのか……なら、こっちも!!」
『COMPLETE』
パキィィィンッ!!
対する彩夏もそう言いながら、フラッシュからフラッシュ・アクセルフォームに変わる。
「「………」」
『『START UP』』
・・・フッ・・・
次の瞬間、彩夏と零斗は互いにスタータースィッチを押して、超光速の世界に入った。
零斗が放ってきた三十弾の光弾を弾いて防いだ後、彩夏は22年前の『人魔界大戦』でのことを思い起こしながらそう言う。
「もし、あの時、彼が死んだら、オレもおまえと同じように怒りや憎しみに身を任せて、暴れたかもしれねぇ……現にあの時だってそれに近い感情で傷つけた奴をぶちのめしたしな……」
「………」
「おまえの過去に出てきた勇者は確かに屑だ。マリーやおまえの言い分も聞かず、魔族だからという理由だけで『悪』と決めつけ、マリーの命を奪ったからな。だから、おまえが勇者に復讐したことについてはオレは否定する気はねぇ……」
「………」
「けどな。他の世界の奴らが何をした!?他の世界の人達はおまえ達に何かやったのか!?」
「ッ!?」
「何の関係のねぇ世界でも手当たり次第に暴れて、傷つけて、そんなのおまえから恋人の命を奪った勇者と大差変わりないだろうが!!」
「俺が……あの勇者と変わりないだと?……ふざけるなあああぁぁぁっ!!!」バッ!!
零斗はそう言いながらハイドフォンからミッションメモリーを引き抜き、いつの間にか左手に装着していた腕時計、ハイドアクセルからアクセルメモリーを引き抜いて、ハイドフォンにセットする。
『COMPLETE』
パキィィィンッ!!
次の瞬間、ハイドの両胸のフルメタルラングが上がって肩アーマーに変わり、紫のラインが銀に、複眼の色が紫に変わる。
零斗は今、ハイドからハイド・アクセルフォームに変わった。
「アクセルフォームに成れるのか……なら、こっちも!!」
『COMPLETE』
パキィィィンッ!!
対する彩夏もそう言いながら、フラッシュからフラッシュ・アクセルフォームに変わる。
「「………」」
『『START UP』』
・・・フッ・・・
次の瞬間、彩夏と零斗は互いにスタータースィッチを押して、超光速の世界に入った。