狙われた怪獣使い

「はあああぁぁぁーーーっ!!」

零斗はそう言いながら、右手に逆手で持ったハイドブレイガンで彩夏に斬りかかる。

「ッ!!」

ガキィィィンッ!!

が、彩夏は右手に持ったフラッシュブレードで受け止め、

「はぁっ!!」

左手に持ったフラッシュブレードで突きを放つ。

「フッ!!はぁっ!!」

「!?」

ドカァァァンッ!!

が、零斗はその突きをかわしながら、カウンターで右足で回し蹴りを放って蹴り飛ばす。

が、彩夏は蹴り飛ばされる直前に自分から後方に跳ぶことでダメージを軽減させる。

「はぁっ!!」

ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッ!!

零斗はすぐさまハイドブレイガンで二十弾の光弾を放ってくる。

「はあああぁぁぁーーーっ!!」

ガキキキキキキキキキキキキキキキキキキキィンッ!!

彩夏は二刀流のフラッシュブレードで零斗が放った二十弾の光弾を捌き切る。

・・・フッ・・・

「はぁっ!!」

「!?」

が、いつの間にか彩夏の背後に移動していた零斗はそう言いながら、ハイドブレイガンで斬りかかる。

「ッ!!うりゃあああっ!!」

対する彩夏は零斗のハイドブレイガンをかわしながら、右手のフラッシュブレードで逆に斬りかかる。

「ッ!!」パシッ!!

「!?」

が、零斗は左手で彩夏のフラッシュブレードを受け止め、ハイドブレイガンの銃口を彩夏の腹に当てる。

「ちっ!!」

ズドォォォンッ×2!!

「ぐっ!?」

「きゃあああっ!?」

次の瞬間、零斗はゼロ距離で光弾を撃ち込み、彩夏にダメージを与えながら吹き飛ばす。

が、彩夏も撃ち込まれる直前、左手のフラッシュブレードで突きを放って、零斗にダメージを与えながら吹き飛ばす。

「ちっ……」

「痛た……やるねぇ~~~♪零斗君www」

互いに吹き飛ばした後、舌打ちしながら睨んでくる零斗に対し、彩夏は(仮面で見えないが)笑顔でそう言う。

「流石はオレと同じトリップ系転生者だwww」

「……気付いていたか……」

「まね♪で、零斗君はなんでまた幹部として『Xマジンラー』に手を貸しちゃってる訳?www」

「答える義理はない!!英雄の一人である貴様にはな!!」

ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッ!!

零斗はそう言いながら、ハイドブレイガンで二十弾の光弾を放ってくる。

「オッ○ットwww」

ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガァンッ!!

対する彩夏はそう言いながら、横に駆けることで零斗が放った光弾をかわしていく。

「はあああぁぁぁーーーっ!!」

「ッ!!」

ガキィィィンッ!!

そんな彩夏に対し、零斗はそう言いながら急接近して、ハイドブレイガンで斬りかかる。

対する彩夏はフラッシュブレードをクロスさせて、零斗のハイドブレイガンを受け止める。

「「………」」

ガキキキキキキキキキキキキキキキィンッ!!

お互いに睨み合った後、彩夏と零斗は十数回と斬り結ぶ。

(なぁ~んか気になるなぁ~~~。零斗君の過去……ちょいと覗かせてもらいますかwww)

「……(ボソッ)識別眼、発動……」

そんななか、彩夏はトリップ転生してから22年の間で相手の過去まで視れるようになった、世界神から授かった『善悪を見抜く識別眼』を発動した。
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