狙われた怪獣使い

『アトラン王国』、とあるホテル、???の部屋・・・

「!?ヴィヴィオ先生……」

『主よ。主の恩師に危険が迫っている……』

その頃、『アトラン王国』のホテルのとある一室で今、国や学園を襲っている異変を感じ取った金髪のショートヘアの少女に対し、近くの姿見に映った緑のドラグレッターがそう言う。

「……行こう。クーロンドラゴン……」

『あぁ……』

対する少女は緑のドラグレッター、武功龍 クーロンドラゴンにそう言いながら、姿見に近づき、手を当てる。

パァァァ

すると、少女は光に包まれながら、その場から消えた。

『アトラン王国』、南側・・・

彩夏が幹部である零斗と、リヒテルと蒼牙が六体の怪人と戦っているなか、舞人はマイトガインに乗って、零斗が呼び出したハイドバッシャーと戦っていた。

「!?」

ズドドドドドドドドドドドドドドドッ!!

が、そんななか、上空から十数弾の光弾がマイトガインに向けて、放たれる。

ズガガガガガガガガガガガガガガガァンッ!!

「うわぁぁぁっ!?」

『舞人!!』

十数弾の光弾を受け、マイトガインがダメージを受けるなか、搭乗者である舞人は投げ出されてしまう。

「うっ……くっ……」

「グルル・・・」

次の瞬間、舞人の前に七体のバット型の低級ロイミュードが現れる。

「グルル・・・」

「くっ……」

自分に迫ってくる七体の低級ロイミュードに対し、舞人はそう言いながら立ち上がる。

「舞人!!こいつを使え!!」ヒュッ!!

「!」パシッ!!

そんななか、三体の成虫体ワームと戦っていたリヒテルがそう言いながら、トッキュウジャー6号が使っていたチェンジャーとグレードマイトガインパーフェクトモードに必要な列車を模したものを舞人に投げ渡す。

「ありがとうございます!!リヒテルさん!!」

『変身イタシマース!!白線の内側に下がって、お待ちください!!』

「トッキュウチェンジ!!」

パキィィィンッ!!

次の瞬間、舞人はそう言いながらチェンジャーと列車を使って、トッキュウジャー6号のような戦士に変身する。

※但し、色は本家と違って、舞人の戦闘服の色に準拠しています。By作者

「勇者特急隊所属、トッキュウ8号!!定刻通りに只今、到着!!」

「グルル・・・」

変身した舞人の姿を見て、低級ロイミュード達は戦闘体制を取る。

「行くぞ!!」

そんな低級ロイミュード達に対し、舞人はそう言いながら、駆動剣を人間サイズにした剣と銃型のトッキュウブラスターを構えながら突っ込んでいった。

尚、マイトガインはレッシャーモードになって、戦線離脱したので悪しからず。
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