狙われた怪獣使い

『アトラン王国』、北側・・・

「!?あんた達は……」

「牙狼のジンガとアミリか………」

ムイとメイのナビの元、辿り着いた北側に設置されていた『結界装置ガジェット』の前にいたジンガとアミリに対し、スィンと僕はそう言う。

あ。どーも。視点は変わって、巻き込まれで『冥界神』で今はノゾミの父親の一翔・中村です。はい。

なんかお久し振りですねwww

「ほぅ……俺達のことを知ってるとはな……あんたら、零斗と同じ転生者って奴か………」

僕がそう思っているなか、ジンガは不敵な笑みを浮かべながらそう話しかけてくる。

ってここに来る途中、最初に襲ってきた幹部の零斗はやっぱり転生者だったか・・・魂の質からして、そんな気はしてたけど・・・

「まぁ、僕は零斗と同じ転生者なのは確かだね。スィンは違うけど………」

「ここに来る途中、自分のことを幹部だと言っていた零斗を呼び捨てにするってことはあんた達……」

「ククク……そう。俺達もあいつと同じ幹部さ………」

そんなジンガに対し、僕がそう思いながらそう答えるなか、同じく真剣な表情でそう言うスィンに対し、ジンガは不敵な笑みを浮かべながらそう答える。

「しかし、ここに来る途中、最初に襲ってきた零斗と言い、あんた達二人と言い、幹部が『結界装置』の護衛に回っているとはな……普通、そういうもんは部下の怪人達にさせておくもんじゃないのか?」

「おあいにく様。この世界じゃ生きた伝説の英雄とまで言われてるような連中から護るんですもの。ただの怪人や戦闘員達には任せられないわ……その英雄があなた達のようなボーヤやお嬢ちゃんだとしてもね……」スッ

「それに俺達、幹部は意外と血の気が多い奴が多いんでね。」

パキィィィンッ!!

真剣な表情でそう言う僕に対し、アミリは小馬鹿にしたような態度でそう言いながら赤い穂先の魔導筆を取り出し、ジンガはそう言いながら黒い魔戒剣を取り出し、鬼神のようなホラー態に変わる。

ってボーヤやお嬢ちゃんって・・・僕とスィン、もう二人とも、三十八なんだけど・・・まぁ、いいや・・・

「行くよ。スィン。」ガチャンッ!!

「えぇ。一翔。」スッ

僕はそう言いながら裁王ドライバーを装着し、ライダーパスを取り出し、スィンはそう返事しながら変身音笛を取り出す。

ピィィィーーーッ!!

「変身!!」

「……はぁっ!!」

『ブレイドフォーム』

ズバァァァンッ!!

パキィィィンッ×2!!

次の瞬間、僕は裁王・ブレイドフォームに、スィンは氷鬼に変身する。

「来て!!黒月姫!!」

パァァァ・・・ビュンッ!!パシッ!!

氷鬼に変身した後、スィンがそう言った瞬間、胸元が光り、そこから黒月姫が飛び出し、スィンはその黒月姫を左手で逆手に取る。

「僕はジンガの相手をするから、スィンはアミリの方を頼む。」スッ

「わかったわ……」スッ

そう言いながら二刀流のサイガッシャー・ブレイドモードを構える僕に対し、スィンはそう返事しながら音撃管と黒月姫を構える。

「ククク……」

「愉しませてね……お嬢ちゃん達……フフフ………」

そんな僕達に対し、ジンガは不敵な笑みを浮かべ、アミリも不敵な笑みを浮かべながらそう言う。

こうして僕&スィンVSジンガ&アミリの戦いが始まった。
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