狙われた怪獣使い

『アトラン王国』、西側・・・

「お。来たみたいだね………」

「待っていたぜぇ……この世界の仮面ライダー………」

「あんたらは………」

「擬態天道とファントムフェニックス………」

その頃、アイのナビゲートの元、辿り着いた西側に設置されていた『結界装置』の前にいて、そう話しかけてくる覇道とフェニックスに対し、涼華と夢羽は真剣な表情でそう言う。

「残念。僕は擬態天道じゃない。僕の名前は覇道総司。隣にいるフェニックスと同様、『Xマジンラー』の幹部で、『Xマジンラー』が密かに入手した天道総司のDNAを使って、造り出された人造魔導士………」

が、覇道は両手を上げながら、不敵な笑みを浮かべながらそう自己紹介する。

「?人造魔導士?」

「つまりクローンということか………」

「まぁ、わかりやすく言えば、そうなるかな………」ガチャンッ!!

覇道が言った『人造魔導士』という単語に涼華は首を傾げ、夢羽が真剣な表情でそう言うなか、覇道はそう言いながらライダーベルトを取り出し、装着する。

ブゥゥゥンッ!!パシッ!!

すると何処からか、ダークカブトゼクターが飛んできて、覇道の手に収まる。

「変身。」

『Henshin』

パキィィィンッ!!

次の瞬間、覇道はダークカブト・マスクドフォームに変身し、

「キャストオフ。」

『Cast Off』

ドカァァァンッ!!パキィィィンッ!!

『Change Beetle』

続いて、ダークカブト・ライダーフォームに変身する。

「お喋りはここまでにして、俺達も始めようぜ。この世界の仮面ライダー………」ボォォォッ!!

覇道がダークカブトに変身した後、フェニックスは不敵な笑みを浮かべながら、そう言いながら右手の掌から炎を出して大剣、カタストロフを形成し、構える。

「……夢羽さん……」

「……うん……」

「来るッス!!ロングホーンゼクター!!」ガチャンッ!!

夢羽と少しだけ言葉を交わした後、涼華はそう言いながら、ペンダントの鏡からライダーベルトを取り出し、装着する。

ブゥゥゥンッ!!パシッ!!

すると何処からか、ロングホーンゼクターが飛んできて、涼華の手に収まる。

「変身!!」

『Henshin』

パキィィィンッ!!

次の瞬間、涼華はロングホーン・マスクドフォームに変身し、

「キャストオフ!!」

『Cast Off』

ドカァァァンッ!!パキィィィンッ!!

『Change LongHorn』

続いてロングホーン・ライダーフォームに変身する。

「行くよ……ポセイドン……」ガチャンッ!!

『あぁ……』

涼華がロングホーン・ライダーフォームに変身した後、夢羽はそう言いながらポセイドンドライバーを取り出して装着し、ドライバーにセットされている三枚のコアメダルに宿るポセイドンはそう返事をする。

「変身!!」

『サメ!!クジラ!!オオカミウオ!!』

パキィィィンッ!!

次の瞬間、夢羽はポセイドンに変身し、身体の主導権はポセイドンに移った。

「ククク……」

「それじゃあ、始めようか。」

「涼華!!フェニックスは俺達が相手をする!!」

『だから、涼華はダークカブトを!!』

「了解ッス!!」

フェニックスが不敵な笑みを浮かべ、覇道がそう言いながらクナイガンを取り出し、構えるなか、ポセイドンと夢羽、涼華はそう言葉を交わしながらディーペストハープーンと黒狼牙、ロングホーンブレイドとロングホーンクラッシャーを取り出し、構える。

こうしてポセイドン・涼華VSフェニックス・覇道の戦いが始まった。
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