新しい友達とお泊まり会

「それじゃあ、のぞみ。こべつくんれんにはいるわよ。」

「うん。よろしくお願いね。ラン。」

その後、ヴィオラちゃんとエレンちゃん、マコト君の三人が普通の服に着替えてから別れて個別訓練に入った後、自分の訓練の相手である幼女、ランに対し、私はそう言う。

因みにランは一応種族としては九尾の妖狐らしいけど、実際は私が産まれるよりも前の22年前、異世界、『第九世界』にいるお父さん達の友人で『夢現神』、誘心雪姫っていう人からツバキ宛てに贈られた分身でヴィヴィオ叔母さんとは幼なじみに当たります。

つまりは合法ロリってやつです。

まぁ、私は本人から『けいごなしのよびすてでかまわない』と言われたので普通に接していますが・・・

あ。因みに個別訓練での組み合わせですが・・・

私×ラン

アカリちゃん×ガル(黒髪ロングヘアー)

ジェイ君×シロ(白髪ショートヘアー)&ロキ(黒髪男性)

カイン君×ミカエル(ピンクのツインテール)

マコト君×お父さん

ヴィオラちゃん&エレンちゃん×メリア(スライム)

になっています。ヴィオラちゃんとエレンちゃんは今回、初めて訓練に参加するので二人一組のペアでメリアを相手にスパーです。はい。

って私はまた誰に説明してるんだろう?

「のぞみ。まずはこれをつけなさい。」

私がそう思いながら首を傾げるなか、ランはそう言いながら腕輪を渡してくる。

「ってラン?この腕輪は何?」

「それはにじゅうにねんまえ、つくよがつくった『まりょく・のうりょくをふういんするうでわ』をあやかとむうがりょうさんしてつくったものよ。こんかいはまりょく・のうりょくをふうじたじょうたいでのくんれんをするから。」

「わかった………」

腕輪に関して、そう言うランの説明を聞いた後、私はそう言いながら腕輪を装着する。

それと同時に何か“力”を押さえつけられた感覚が襲ってくる。

「それじゃあ、くんれんをはじめるわよ……」

ランはそう言いながら、四十弾の“アイスバレット”を展開する。

「まずはわたしのこうげきをすべて、かいひするくんれんよ。」

「わかった。」

「じゃあ、いくわよ……」

ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッ!!

ランはそう言いながら、四十弾の“アイスバレット”を放ってきた。
14/15ページ
スキ