新しい友達とお泊まり会

一時間後・・・

「よしっ!!これで55個目もクリアだ!!」

「くっ!!だったら……」

訓練開始から一時間後、55個目の訓練用AD爆弾の解体に成功した克巳さんに対し、夢羽さんは悔しそうな表情でそう言いながら、次のレベルの訓練用AD爆弾を取り出す。

「あれ?私達の集中力を鍛える訓練だったのに……」

「いつの……間にか……夢羽さんと……克巳さんの……対決に……なって……る……」

そんな二人を見ながら、アカリちゃんとジェイ君がそう言う。

はい。私達の集中力を鍛える訓練の筈がいつの間にか、克巳さんの元傭兵としての意地と夢羽さんの技術者としての意地の張り合いになっちゃいました。はい。

って私はまた誰に説明してるんだろう?

「ふむ。このままだと埒があかないので、夢羽さんと克己さんの対決は一先ず放置して、お嬢様達だけで先の訓練に入った方が良さそうですね。」

私がそう思いながら首を傾げるなか、マンティーはそう言う。

「お~い。ノゾミぃ~~~」

「あ。お父さん………」

「師匠………」

そんななか、白髪のショートヘアーの女性と黒髪の男性とピンクのツインテールの女性と黒髪のロングヘアーの女性と黒髪のショートヘアーの人型スライムと白銀のロングヘアーに狐耳と九本の尻尾がある幼女の六人を連れたお父さんがそう言いながら入ってくる。

因みに幼女以外の五人は全員、お父さんの使い魔だったりします。はい。

って私はまた誰に説明してるんだろう?

「すいません。旦那様。態々お付き合いしていただいて・・・」

「あぁ~~~、可愛い愛娘とその友達のためだから、別に気にするな。」

私がそう思いながら首を傾げるなか、頭を下げながらそう言うマンティーに対し、お父さんは普通な感じでそう言う。

「ありがとうございます。では、お嬢様方はこれから個別訓練を」

「「「あのぉ~~~」」」

「ん?どうかされましたか?ヴィオラさんにエレンさんにマコトさん。」

「え~と……訓練に入るのは良いんですが……その前に……」

「せめて着替えさせてください………」

「なんで俺はミニスカポリスなんだよおおおぉぉぉーーーっ!!?」orz

首を傾げながらそう尋ねるマンティーに対し、訓練用AD爆弾の解体に失敗した結果、着ている服が何かのコスプレ(?)に変わったヴィオラちゃんとエレンちゃんは恥ずかしそうにしながらそう言い、二人と同じように失敗して、ミニスカポリスっていう格好になったマコトはorzの状態になりながらそう言う。

※因みにヴィオラは『フレ○シュプリ○ュア』のキュアピ○チの、エレンは同作品のイ○スのコスプレに変わっています。By作者

・・・今、変な電波が流れたような・・・気のせいかな・・・

っていうか確か、訓練用AD爆弾は解体に失敗するとコスプレ姿になるなんて機能はなかった筈だから・・・制作者の夢羽さんが私達に内緒で新しく付け加えたか、或いは別世界にいるお父さん達の友人の誰かが干渉したんだろうね・・・うん・・・
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