「じゃあ、次は使い魔を召喚しようか。」

「「あ。はい。ヴィヴィオ先生。」」

「あそこにある魔法陣に魔力を流し込んで、自分だけの詠唱をすることで自分だけの使い魔を召喚することができるよ。」

ヴィヴィオ叔母さんはそう言いながら、使い魔召喚用の魔法陣を指差す。

「じゃあ、エレンちゃん。先にやるね。」

「うん。ヴィオラちゃん。」

エレンちゃんとそう話しながら、ヴィオラちゃんは魔法陣の中に入る。

「私の使い魔になってくれる子、出てきてください！！」

パァァァ

魔法陣の中に入った後、ヴィオラちゃんがそう言いながら魔力を流し込んだ瞬間、魔法陣が光り輝き始める。

・・・フッ・・・

次の瞬間、ヴィオラちゃんの姿がその場から消える。

・・・逆召喚だね・・・

「！？ヴィオラちゃん！？」

「落ち着け。デューク。これは逆召喚と言って、ダンテライは使い魔の方に逆に喚ばれたんだ。」

「滅多にないことだけどね。」

「しかし、逆召喚で喚ばれたとなると、ヴィオラさんの資質の高さが伺えますね。」

私がそう思いながら見ているなか、思わずそう困惑の声を上げるエレンちゃんに対し、マコト君とアカリちゃんがそう説明し、ヴィオラちゃんが逆召喚で喚ばれたことについて、カイン君は冷静にそう言った。まる？