「ふぅ……漸く行ってくれたか………」

ノゾミ達が『Ｘマジンラー』製の転移装置を使って、拘束した密猟団を連れてギルドへと転移していった後、ダークライダー、ダークカブト・ライダーフォームがそう言いながら洞窟内に現れる。

「まったく……まさか、うちの取引相手である密猟団が壊滅させられるとはね………」

ドキューンッ！！ドカァァァンッ！！

ダークカブトもとい変身者である『Ｘマジンラー』の幹部であり、『Ｘマジンラー』が密かに入手していた天道総司のDNAを使って造られた人造魔導士、『覇道総司』はそう言いながらクナイガンを取り出し、自分達が密猟団に渡した転移装置を撃ち抜き、破壊する。

「でも、まぁ……あの密猟団のリーダーの“心の闇”から生まれたマイナスエネルギーを吸収したこのメモリを回収できたからイーブンってところかな………」

転移装置を破壊した後、そう言う覇道の手には先程、リーダーが使用していたデザートメモリが握られていた・・・