夏と言えば海。海と言えば・・・ビーチ?いや、砂漠!!

「まぁ、いいや……スフィンクス!!さっき、吸収した徐砂剤と剥離液を“ウォーターブレス”に混ぜて、あのデカブツドーパントにお見舞いして!!」

「グオオオォォォーーーッ!!」

「!?」

ズドオオオォォォーーーンッ!!

私がそう言った瞬間、スフィンクスは水の“ブレス”、“ウォーターブレス”(徐砂剤&剥離液込み)を放ち、巨大デザートドーパントに命中させる。

「グオオオォォォーーーッ!?」

対する巨大デザートドーパントはまるで溶けるように崩れていく。

やがて、融合されていた砂漠の砂は完全に剥がれ落ち、デザートドーパントは元の大きさにまで戻った。

「ば、バカな!?こんなことが!?」

「残念だけど、これが現実よ。」

『シャバドゥビタッチヘンシーン!!シャバドゥビタッチヘンシーン!!』

『オーシャン・プリーズ。ザザッ・・・ザザッ・・・!!』

パキィィィンッ!!

砂漠の砂との融合を解除されたことにそう困惑の声を上げるデザートドーパントに対し、私はそう言いながらオーシャンスタイルに変わる。

「くそが!!だったら、もう一度」

「させる訳ないでしょ。」

『バインド・プリーズ』

「!?」

バシィィィンッ!!

もう一度砂漠の砂と融合しようとするデザートドーパントに対し、私はそう言いながら“水の鎖”で拘束する。

「くっ!?……うぅ………」

「さてと、止めを刺させてもらうわよ……」

『キャモナ・スラッシュ・シェイクハンズ!!キャモナ・スラッシュ・シェイクハンズ!!』

『オーシャン!!スラッシュストライク!!ザザッ・・・ザザッ・・・!!』

「はあああぁぁぁーーーっ!!」

「!?」

ズババァァァンッ!!

次の瞬間、私はそう言いながら、二刀流のホープソードガンからクロスさせて放つ“水の斬撃”、“オーシャンクロスラッシュ”をデザートドーパントに向けて、放つ。

「グオオオォォォーーーッ!?」

ドッカァァァンッ!!

私が放った“オーシャンクロスラッシュ”を食らったデザートドーパントは次の瞬間、そう断末魔の声を上げながら爆発し、土煙ならぬ砂煙に包まれる。

サァァァ・・・

「うっ……くっ……」

風で砂煙が晴れるとそこには変身者である密猟団のリーダーが倒れていた・・・まる・・・
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