夏と言えば海。海と言えば・・・ビーチ?いや、砂漠!!

「!?姿が変わっただと!?」

「アカリちゃん。ジェイ君。下がってて。こいつは私が相手をするから……」

「わかった………」

「気をつけてね……ノゾミ……ちゃん……」

変身した私の姿を見て、デザートドーパントがそう困惑の声を上げるなか、私はそう二人に言い、対する二人はそう言いながら戦線から離脱する。

『コネクト・プリーズ』

「さぁ、希望のショータイムよ。」

変身した後、私はそう言いながら、二丁流のホープソードガン・ガンモードを取り出し、構える。

「希望だと?……笑わせるなぁ!!」

ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッ!!

そんな私に対し、デザートドーパントはそう言いながら、両手の掌を私の方に向けて、そこから砂の銃弾を二十弾程、放ってくる。

「フッ!!」

ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッ!!

対する私は二丁流のホープソードガンで四十弾の銀の銃弾を放つ。

ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガァンッ!!

ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッ!!

私が放った四十弾の内、二十弾はデザートドーパントが放ってきた砂弾と相殺し、後の二十弾は全て、デザートドーパントに襲いかかる。

「無駄だ!!」

サァァァ・・・

「!?」

が、デザートドーパントはそう言いながら、自分の身体を砂に変えることで私が放った二十弾の銃弾を受け流す。ってマジで!?

「はあああぁぁぁっ!!」

「!?」

デザートドーパントが砂になって、銃弾を受け流したことに私が内心で驚いているなか、砂状態から戻ったデザートドーパントは今度は自分の両腕を“砂の剣”に変えて、斬りかかってくる。

「くっ!!」

ガキィィィンッ!!

対する私は二丁流のホープソードガンを二刀流のソードモードに変えて、受け止める。

「はあああぁぁぁーーーっ!!」

「くっ……」

ガキキキキキキキキキキキキキキキィンッ!!

その後、猛攻を仕掛けてくるデザートドーパントの剣撃を、私は二刀流のホープソードガンで捌き切る。

「くっ………」

参ったなぁ……身体を砂に変えられるということ物理攻撃はまず効かない……かといって、魔法で攻撃しても多分砂に変わって、素早くかわされる……どうしたものか………

「どうしたぁ?防戦一方だぞ?小娘ぇっ!!」

ズズズ……ッ!!

デザートドーパントの剣撃を捌きながら、苦い表情をしながら攻略法について、模索している私に対し、デザートドーパントはそう挑発しながら今度はさっきより大きめな泥団子くらいの砂の弾を生成する。

って泥団子……

「!」

もしかしたら!!

「食らいな!!」

ズドドドドドォォォンッ!!

私が『あること』に気付くなか、デザートドーパントはそう言いながら生成した弾を放ってくる。

「ッ……“ウォーターバズーカ”!!」

ズガァァァンッ!!

対する私はそれをかわしながら水の上級魔法、“ウォーターバズーカ”を放つ。

「ちっ……」

サァァァ……

デザートドーパントは舌打ちしながら、砂になってかわそうとする。

ズガァァァンッ!!

「ぐわぁぁぁっ!?」

が、範囲の広い“ウォーターバズーカ”をかわしきれず、びしょ濡れになりながら吹き飛ばされる。

「くっ……野郎……」

「フッ!!」

ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッ!!

吹き飛ばされた後、そう言いながら立ち上がるデザートドーパントに対し、私は二刀流のホープソードガンを二丁流のガンモードに変えて、三十弾の銃弾をデザートドーパントに向けて、放つ。

「バカが!!今の俺にその攻撃は無駄だと言っただろうが!!」

対するデザートドーパントはそう言いながら、身体を砂に変えようとする。

が、びしょ濡れになった身体を砂に変えることができなかった。

「!?何故、砂に変わらな」

ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガァンッ!!

「ぐはあああぁぁぁーーーっ!?」

自分の身体を砂に変えることができなかったことに困惑の声を上げるデザートドーパントの言葉の最中、私が放った三十弾の銃弾は全弾命中し、デザートドーパントに大ダメージを与える。

「ぐっ……バカな……」

「水で濡れれば、砂は固まる……子どもでも知ってることだよ………」

三十弾の銃弾を食らい、大ダメージを負った後、そう困惑の声を上げるデザートドーパントに対し、私はそう言いながら二丁流のホープソードガンを二刀流のソードモードに変える。

小さかった頃、お父さん達と一緒に遊びにいった海で水で濡らした砂で泥団子を作って遊んだ時のことを思い出してよかった………
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