夏と言えば海。海と言えば・・・ビーチ?いや、砂漠!!

リヒテルと蒼牙、カオリが帰ってから数日後、『フォールテ学園』、一年Sクラス、教室・・・

「お願い!!ノゾミちゃん!!ジェイ君!!カイン君!!マコト君!!今日の放課後、ギルドの依頼をこなすのを手伝って!!」

リヒテルさんと蒼牙さん、カオリさんの三人が自分達の世界に帰ってから数日後の朝、教室にて、アカリちゃんが顔の前に両手を合わせながら、私とジェイ君、カイン君、マコト君の四人にそう頼んでくる。

あ。どうも。視点は私、ノゾミ・ナカムラです。はい。

ってまた誰に説明してるんだろう?

「?どうした……の?……アカリ……ちゃん……なんか……必死……みたい……だけど?」

私がそう思いながら首を傾げるなか、ジェイ君が首を傾げながらそう尋ねる。

そうだよね・・・いつもなら気楽な感じで

「一緒に依頼を受けに行こー♪」

って言ってくるのに・・・

「実は……」

そんなジェイ君の問いに対し、アカリちゃんは若干困った表情をしながら、そう言いながら事情の説明を始めた・・・まる・・・
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