幻想の守護者が次元の守護神を連れてきました

一週間後、ナカムラ家前・・・

「!?」

「?ノゾミ?」

「どうかしたか?」

「あ。いや。何でもないよ………」

「「?」」

今の嫌な感じは何だったんだろう?

ラミを利用した『Xマジンラー』による学園への襲撃事件から一週間後、突然、感じた嫌な感じに対し、私はそう思いながら、にとりと阿号にそう答える。

あ。因みに視点は私、ノゾミ・ナカムラなので悪しからず。って私はまた誰に言ってるんだろう?

「それではな。一翔殿……一週間、世話になった……」

「いえいえ。こちらこそ、一週間前の『Xマジンラー』の学園への襲撃事件の時、力を貸してくれてありがとうございます。リヒテルさん。」

「蒼牙さんも舞人さんもありがとうございます。」

私がそう思いながら首を傾げるなか、リヒテルさんとお父さんとお母さんはそう話をする。

まぁ、早い話が今日がリヒテルさんと蒼牙さん、舞人さんの三人が自分達がいた『幻想卿』に帰る日なんです。はい。

って私はまた誰に説明してるんだろう?

「……嫌な予感がするな……」

「やはり蒼牙閣下も感じていたか……一翔殿。最悪な事態が起きる予感がするから警戒しておいてくれ。」

「わかりました。」

「舞人。おまえは残れ。此方に勇者特急支部と我らの支部が出来次第、帰還せよ。」

「了解しました。帰還はガインでですね。」

私がそう思いながら首を傾げるなか、蒼牙さん、リヒテルさん、お父さん、舞人さんの四人は真剣な表情でそう話をする。

って舞人さんはもう少しだけ此方に残るんだ・・・

「リヒテルさん。蒼牙さん。ウカサさんとのことはありがとうございました。おかげで私も教師としてまた一つ、大切なことを学ぶことができました。」

私がそう思ってるなか、ヴィヴィオ叔母さんがそうリヒテルさんと蒼牙さんの二人にお礼を言いながら頭を下げた・・・まる・・・
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