幻想の守護者が次元の守護神を連れてきました

「そろそろ決めるわ………」

『シャバドゥビタッチヘンシーン!!シャバドゥビタッチヘンシーン!!』

『ソル・プリーズ。サンサン・・・サンサン・・・ッ!!』

パキィィィンッ!!

ヴァルゴゾディアーツを氷漬けにして、身動きを完全に封じた後、ノゾミはそう言いながら、最初のソルスタイルに戻り、ドライバーのシフトレバーを操作して、手形を右に傾け、右手の指輪を着け換え、手形に翳す。

『ルパッチマジック・タッチ・ゴー!!ルパッチマジック・タッチ・ゴー!!』

『チョーイイネ!!』

『キック・ストライク・サイコー!!』

パァァァ・・・ボォォォッ!!

次の瞬間、ノゾミの足下に魔法陣が展開され、右足が金色掛かった赤い炎・・・太陽の炎に包まれる。

「はっ!!」バッ!!

次の瞬間、ノゾミはそう言いながらジャンプし、太陽の炎に包まれた右足をヴァルゴゾディアーツに向けて、突き出すように飛び蹴りの態勢に入る。

「“ストライクホープ”!!」

ドカァァァンッ!!

次の瞬間、ノゾミはそう言いながらホープの必殺技、“ストライクホープ”をヴァルゴゾディアーツに食らわす。

「グオオオォォォーーーッ!?」

ドッカァァァンッ!!

次の瞬間、ヴァルゴゾディアーツはそう断末魔の叫びを上げながら爆発する。

シュウウウ・・・

「うっ……くっ……」

爆発してできた煙が晴れた次の瞬間、ヴァルゴゾディアーツのスィッチャーであるお嬢様ビッチ、ラミ・ウカサがうつ伏せの状態で倒れ、その近くにはラミから排出されたゾディアーツスィッチが転がっていた。
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