幻想の守護者が次元の守護神を連れてきました

ガキキキキキキキキキキキキキキキィィィンッ!!

マンティーとレオ、エレファがガジェットや怪人達を倒していた頃、ホープに変身したノゾミはヴァルゴゾディアーツと十数回と斬り結んでいる。

「はぁっ!!」

ズバァァァンッ!!

「ぐっ!?」

ノゾミは左手のホープソードガン・ソードモードで一閃して、ヴァルゴゾディアーツを吹き飛ばす。

「ぐっ……はあああぁぁぁーーーっ!!」

ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッ!!

吹き飛ばされたヴァルゴゾディアーツはそう言いながら、二十弾の“光弾”を放ってくる。

対するノゾミはドライバーのシフトレバーを操作して、手形を左に傾ける。

『シャバドゥビタッチヘンシーン!!シャバドゥビタッチヘンシーン!!』

左手にオレンジの宝石に金のカバーが付いた指輪、ガイアリングを嵌め、カバーを下ろして、手形に翳す。

『ガイア・プリーズ』

続けて、左手を下の地面に向ける。

『ドッ、ドッ、ドドドンッ!!ドッ、ドッ、ドドドンッ!!』

すると、足下にオレンジの魔法陣が展開され、ノゾミはその魔法陣を通過していく。

ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガァンッ!!

が、その最中にヴァルゴゾディアーツが放った二十弾の“光弾”が命中し、土煙が舞う。

「私達の恨み……思い知れ……!!」

自身が放った二十弾の“光弾”が命中したことによって発生した土煙を見ながら、ヴァルゴゾディアーツはそう言う。

「残念だけど……その程度じゃ、この姿の私に傷を付けることはできないわ……」

「!?」

が、次の瞬間、土煙の中からオレンジのランドスタイル・・・防御力とパワーが優れたガイアスタイルに変わったノゾミがそう言いながら現れる。

「!?姿が変わった!?」

ソルスタイルからガイアスタイルに変わったノゾミを見て、ヴァルゴゾディアーツがそう困惑の声を上げるなか、ノゾミはドライバーのシフトレバーを操作して、手形を右に傾け、右手に指輪を嵌めて、翳す。

『エクステンド・プリーズ』

「はぁっ!!」

次の瞬間、目の前に魔法陣が展開され、ノゾミはその魔法陣に右腕を突っ込む。

「!?」

ギュゥゥゥンッ!!バシンッ!!

すると、右腕が伸びていき、ヴァルゴゾディアーツに巻き付き、拘束する。

「はぁっ!!」

「!?」

グンッ!!

次の瞬間、ノゾミは拘束したヴァルゴゾディアーツを勢いよく引き寄せ、

「はあああぁぁぁっ!!」

ドカァァァンッ!!

ガイアスタイルに変わったことによって強化された顔面パンチを食らわす。

「ぐはぁぁぁっ!?」

ノゾミの顔面パンチを食らい、ヴァルゴゾディアーツが吹っ飛んでいくなか、ノゾミは右手の指輪を着け換え、手形に翳す。

『ドリル・プリーズ』

「フッ!!」

次の瞬間、ノゾミはドリルのように回転しながら地中へと潜る。

「はあああぁぁぁっ!!」

「!?」

ドカァァァンッ!!ズバァァァンッ!!

次の瞬間、ノゾミは回転しながら、ヴァルゴゾディアーツの足下の地面から飛び出し、そのままの勢いで二刀流のホープソードガン・ソードモードでヴァルゴゾディアーツを斬りつける。

「ぐわぁぁぁっ!?」

「よっと……」スタッ!!

斬りつけられたヴァルゴゾディアーツが吹っ飛んでいくなか、ノゾミは華麗に着地する。

「くっ……」バサァッ!!

斬りつけられたヴァルゴゾディアーツは態勢を整えようと、背中の翼を羽ばたかせて、飛翔する。

「逃がさないよ!!」バッ!!

対するノゾミはそう言いながら、ドライバーのシフトレバーを操作して、手形を左に傾け、

『シャバドゥビタッチヘンシーン!!シャバドゥビタッチヘンシーン!!』

左手のガイアリングを翠の宝石に金のカバーが付いた指輪、ストームリングと着け換え、カバーを下ろして、手形に翳し、左手を前に突き出す。

『ストーム・プリーズ。ゴォォォ、ゴォォォ、ゴォォォッ!!ゴォォォッ!!ゴォォォッ!!』

パキィィィンッ!!

次の瞬間、前方に翠の魔法陣が出現し、ノゾミがその魔法陣を通過した瞬間、ノゾミはガイアスタイルから翠のハリケーンスタイル・・・機動性に秀でたストームスタイルに変わった。
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