『Xマジンラー』について
「なるほど………あまり分かってないのは申し訳ないが、厄介な敵だというのはだいたいわかりました。」
「それでは、次は彼女についてだな。」
ヴゥンッ!!
影法師についての説明を聞いて月音が真剣な表情でそう言うなか、シャトラはそう言いながら今度は闇梨紗を映した空間モニターを展開する。
「?この人は梨紗さんじゃ……」
(でも、何だろう?昨日、会った時とは雰囲気が違うような……)
「この人は闇梨紗。『Xマジンラー』ではないが、『悪』に堕ちた別の世界線の梨紗姉さんで一番厄介で一番何を考えているか分からない敵だ。」
空間モニターに映し出されている闇梨紗を見て月音がそう思いながら首を傾げるなか、シャトラは真剣な表情でそう言う。
「!?別の世界線の梨紗さん……」
「現在は一応『Xマジンラー』と手を組んではいる彼女の最終目標は『梨紗の殺害』ではあるが、それ以外は気分屋でおまけ程度で世界を幾つも滅ぼしているらしい。逆に言えば『おまけ』で世界を滅ぼせる程に実力は異常なまでに高く、生身でライダーを圧倒する上にその装甲を容易く切り裂いてくる……」
「な、なんかまた厄介な相手ですね……」
闇梨紗についての説明を聞いて、月音は軽く冷や汗を流しながらそう言う。
「そうだな……実力から考えれば最も脅威な存在だが、気分屋故に奴らの作戦に乗るかは彼女次第。姉さんが出てくれば、問答無用で狙いを変えてくる。良くも悪くも、姉さんしか見えてないから目的を逸らせるという事が救いだな。」
「な、なるほど……」
(敵にとっても、こちら側にとっても正しく『ジョーカー』だな……)
「『Xマジンラー』と闇梨紗についてはこんな所か……」
「あ。じゃあちょっとおトイレに行っても良いですか?」
「あぁ、構わないぞ。折角だから一旦休憩にしよう。」
「ありがとうございます。じゃあ、りゅーき のこと、少しの間、よろしくお願いします。」
「わかった。」
そうしてシャトラに一旦りゅーきを預けた月音はそう言いながら、食堂を後にする。
『しかしディリンクか………興味深い仮面ライダーだね。』
「ディケイドに似た能力みたいだが………自重してくれよ?」
『勿論だとも。踏み込み過ぎて距離を取られては困るからね。』
「なら、良いんだが……」
その後、スカリエッティとそう話しながら、シャトラはふと考え込む。
『?彼女について、何か気になることでもあるのかい?』
「あぁ……実はそちらから連絡を貰う前に御劔燐の変身するベスティアについて、説明したんだが、その時の彼女の動揺振りが妙に気になっていてな……」
『なるほど……』
「それに白馬零斗や夜見や『武人の国』の子ども達をオルフェノクにした人工オルフェノク因子のことを知った際、彼女はすぐさま人工オルフェノク因子の消耗についても言及してきた……正直、そこまですぐに考えがいくものかと気になってしまう……」
『なるほど……確かにそれは気になるところではあるね。』
『気になるといえば……』
「『ん?』」
『我のことを知った際、彼女はスカリエッティ、おまえがファンガイアの血筋なのかどうかも気にしていたな。』
『あぁ、確かに気にしていたね。私が『造られた存在』で何の血が使われているのかわからないと答えたら、何とも言えない表情をされたが……』
『その反応も正直、引っ掛かる……普通は『造られた存在』などと聞けば、どういうことだと聞こうとするものではないか?』
「確かに……」
『だが、彼女はそうしなかった。寧ろ『造られた存在』だということを隠そうとしないスカリエッティに困惑している様子だった……』
『言われてみれば、確かにそうだね……』
Ⅵ世からの指摘にスカリエッティは月音から尋ねられた時のことを思い起こしながらそう言う。
「そうなるとネビュラガスのことについて、詳しかったことも引っ掛かってくるな。質問した時は話が進んで助かると思い気にも止めなかったが……」
『確かに……私達よりもネビュラガスについて、詳しいであろう桐生戦兎達が近くにいたとはいえ……』
『彼女のなかでは妙に知識 が揃い過ぎている 感じがするな。』
「それにジンガとアミリについて、説明した時、特にジンガを見た時の反応も少し気になる……」
『と言うと?』
「……上手く言い表せないんだが、彼女のジンガに対する反応は姉さんや彩夏さんみたいな反応とは違うように感じた……姉さんや彩夏さん達の元いた世界では架空の存在だったジンガが実在していることに対して動揺したのではなく、まるで『誰かと一瞬見間違えた 』かのような……」
通信越しに首を傾げながらそう尋ねるスカリエッティに対し、シャトラは当時の月音の表情を思い起こしながらそう答える。
『なるほど……』
『そういえばあの子、『映司さんと弦ちゃんとの繋がりがない』みたいなことも言っていたな。』
「あぁ、映司さんと仮面ライダーフォーゼこと如月弦太郎のことを言っているとみて間違いないだろうが……」
『『繋がり』がないというのは一体どういうことなのか……』
「『『う~ん……』』」
月音が口にした『『繋がり』がない』という言葉の意味について、シャトラ、スカリエッティ、Ⅵ世の三人はそう言いながら首を傾げる。
「………」
そんな三人の様子をりゅーきはジッと見つめるのだった。
「それでは、次は彼女についてだな。」
ヴゥンッ!!
影法師についての説明を聞いて月音が真剣な表情でそう言うなか、シャトラはそう言いながら今度は闇梨紗を映した空間モニターを展開する。
「?この人は梨紗さんじゃ……」
(でも、何だろう?昨日、会った時とは雰囲気が違うような……)
「この人は闇梨紗。『Xマジンラー』ではないが、『悪』に堕ちた別の世界線の梨紗姉さんで一番厄介で一番何を考えているか分からない敵だ。」
空間モニターに映し出されている闇梨紗を見て月音がそう思いながら首を傾げるなか、シャトラは真剣な表情でそう言う。
「!?別の世界線の梨紗さん……」
「現在は一応『Xマジンラー』と手を組んではいる彼女の最終目標は『梨紗の殺害』ではあるが、それ以外は気分屋でおまけ程度で世界を幾つも滅ぼしているらしい。逆に言えば『おまけ』で世界を滅ぼせる程に実力は異常なまでに高く、生身でライダーを圧倒する上にその装甲を容易く切り裂いてくる……」
「な、なんかまた厄介な相手ですね……」
闇梨紗についての説明を聞いて、月音は軽く冷や汗を流しながらそう言う。
「そうだな……実力から考えれば最も脅威な存在だが、気分屋故に奴らの作戦に乗るかは彼女次第。姉さんが出てくれば、問答無用で狙いを変えてくる。良くも悪くも、姉さんしか見えてないから目的を逸らせるという事が救いだな。」
「な、なるほど……」
(敵にとっても、こちら側にとっても正しく『ジョーカー』だな……)
「『Xマジンラー』と闇梨紗についてはこんな所か……」
「あ。じゃあちょっとおトイレに行っても良いですか?」
「あぁ、構わないぞ。折角だから一旦休憩にしよう。」
「ありがとうございます。じゃあ、
「わかった。」
そうしてシャトラに一旦りゅーきを預けた月音はそう言いながら、食堂を後にする。
『しかしディリンクか………興味深い仮面ライダーだね。』
「ディケイドに似た能力みたいだが………自重してくれよ?」
『勿論だとも。踏み込み過ぎて距離を取られては困るからね。』
「なら、良いんだが……」
その後、スカリエッティとそう話しながら、シャトラはふと考え込む。
『?彼女について、何か気になることでもあるのかい?』
「あぁ……実はそちらから連絡を貰う前に御劔燐の変身するベスティアについて、説明したんだが、その時の彼女の動揺振りが妙に気になっていてな……」
『なるほど……』
「それに白馬零斗や夜見や『武人の国』の子ども達をオルフェノクにした人工オルフェノク因子のことを知った際、彼女はすぐさま人工オルフェノク因子の消耗についても言及してきた……正直、そこまですぐに考えがいくものかと気になってしまう……」
『なるほど……確かにそれは気になるところではあるね。』
『気になるといえば……』
「『ん?』」
『我のことを知った際、彼女はスカリエッティ、おまえがファンガイアの血筋なのかどうかも気にしていたな。』
『あぁ、確かに気にしていたね。私が『造られた存在』で何の血が使われているのかわからないと答えたら、何とも言えない表情をされたが……』
『その反応も正直、引っ掛かる……普通は『造られた存在』などと聞けば、どういうことだと聞こうとするものではないか?』
「確かに……」
『だが、彼女はそうしなかった。寧ろ『造られた存在』だということを隠そうとしないスカリエッティに困惑している様子だった……』
『言われてみれば、確かにそうだね……』
Ⅵ世からの指摘にスカリエッティは月音から尋ねられた時のことを思い起こしながらそう言う。
「そうなるとネビュラガスのことについて、詳しかったことも引っ掛かってくるな。質問した時は話が進んで助かると思い気にも止めなかったが……」
『確かに……私達よりもネビュラガスについて、詳しいであろう桐生戦兎達が近くにいたとはいえ……』
『彼女のなかでは妙に
「それにジンガとアミリについて、説明した時、特にジンガを見た時の反応も少し気になる……」
『と言うと?』
「……上手く言い表せないんだが、彼女のジンガに対する反応は姉さんや彩夏さんみたいな反応とは違うように感じた……姉さんや彩夏さん達の元いた世界では架空の存在だったジンガが実在していることに対して動揺したのではなく、まるで『
通信越しに首を傾げながらそう尋ねるスカリエッティに対し、シャトラは当時の月音の表情を思い起こしながらそう答える。
『なるほど……』
『そういえばあの子、『映司さんと弦ちゃんとの繋がりがない』みたいなことも言っていたな。』
「あぁ、映司さんと仮面ライダーフォーゼこと如月弦太郎のことを言っているとみて間違いないだろうが……」
『『繋がり』がないというのは一体どういうことなのか……』
「『『う~ん……』』」
月音が口にした『『繋がり』がない』という言葉の意味について、シャトラ、スカリエッティ、Ⅵ世の三人はそう言いながら首を傾げる。
「………」
そんな三人の様子をりゅーきはジッと見つめるのだった。
