『Xマジンラー』について
「大丈夫か?月音。」
そんな月音に対し、シャトラがそう言って話しかける。
「……大丈夫です……続きをお願いします。」
『ふむ。ジンガとアミリについてはこれくらいで良いか。次は彼について、説明するとするか……』
ヴゥンッ!!
スカリエッティはそう言いながら、今度はウェスカーの姿を空間モニターで映し出す。
『彼はアルバート・ウェスカー。元々は梨紗君達の次元の『地球』に存在していた、『Xマジンラー』とも繋がっていたアンブレラという製薬会社の人間で先に話した、Tウイルスの研究開発に深く関わり、自身にもTウイルスを投与することで超人的な“力”を手に入れた男だ。』
「!?Tウイルスを……っ!!」
スカリエッティの説明を聞いて、月音はそう言いながらウェスカーを見る。
「義母さんから聞いた話だがウェスカーは昔、Tウイルスを利用して義母さん達の故郷である『地球』を支配しようとしていたらしい。」
「?ゾンビで……?」
「ゾンビ化はあくまで篩 だ。適正・耐性のない人間を排除し、適合する人間は高い身体能力を得た兵士に作り替える……そして、ウェスカーはそうやって生み出された兵士やBOWを操る術 を持っていたんだ。」
首を傾げながらそう言う月音に対し、シャトラはそう説明する。
「なるほど……」
「『Xマジンラー』の幹部になった後も奴は様々なウイルス兵器を集めて研究している他、特1世界の前歴史にて希望島からG装備を奪取した上に、数年前にヒナタ教導官が撃墜したアルケーの残骸から新機体を開発出来るほどの技術力を手に入れた……」
「?G装備?」
新たに聞いた『G装備』という単語に月音は首を傾げる。
「平均約20mにも及ぶ人型機動兵器。それを等身大にスケールダウンしたものがG装備。簡単に言えばこんな感じか。」
「は?……約20m?」
シャトラのG装備についての説明に月音は目を丸くしながらそう言う。
「……これは以前、『Xマジンラー』が使ってきた機体なんだが……」
ヴゥンッ!!
そんな月音に対し、シャトラはそう言いながら新たに空間モニターを展開する。
そこには以前、『Xマジンラー』が襲撃に使った大量のザクⅡやデスアーミーが映し出されている。
「え?なに、この巨大ロボ軍団……『Xマジンラー』はこんなのまで持ってるの……?」
(マジでこの世界、大丈夫か……?)
「………」
空間モニターに映る大量のザクⅡやデスアーミーを見て、月音はそう言いながらドン引きし、りゅーきも同じようにドン引きしている。
「片方はダーカー因子で再現されたものだが、これらはそれぞれ違う世界線で開発され人型機動兵器、MS の量産型だ。量産型と言えど、当然現行の兵器からすれば十分に脅威になる。」
「……よく今まで無事でしたね……」
「まぁ、こちらにもMSがあるからな……」
ヴゥンッ!!
シャトラはそう言いながら新たに三つの空間モニターを展開する。
その空間モニターには一翔のビームサイズと黒い羽を装備したストライクフリーダム『ルシフェル』、スィンのGNカスタムのアクエリアス『ポセイドン』、彩夏のGNカスタムのヘビーアームズ『タウロス』が映し出されている。
「こっちにもMSがあるのか………」
「このMSを等身大にして、鎧のように纏うスーツにしたのが先程も説明したG装備だ。」
ヴゥンッ!!
その空間モニターを見ながら月音がそう呟くなか、シャトラは今度は新たに二つ空間モニターを展開する。
そのモニターの片方にはダブルオーザンライザーのカラーリングを青と黒にし、両腕にバンシィのアームドアーマーを装着させた、夢羽のアーマード形態の黒天牙狼が。
もう片方には白い人型の一角獣…ユニコーンの機体にウイングゼロカスタムのウイングを装備した、梨紗のアーマード形態のユキが映し出されている。
「!?これがG装備……」
ヴゥンッ!!
月音がそう言いながら見ているなか、新たにモニターが展開され、ウイングゼロやクシャトリヤと言った機体が映し出される。
「これらのG装備は50年程前から私の実家で開発されて、今も研究されているんだが………残念ながら、Xマジンラーもこの技術を保有している。」
ヴゥンッ!!
シャトラがそう説明しているなか、新たに空間モニターが展開される。
そこには四肢に巨大で堅牢なガントレットが装着され、背中には高機動用のスラスターが増設され、頭部には紅い鬣 が生えた全体的な漆黒にワインレッドのラインが入ったアルケーが映し出される。
「これはアルケーガルム。ウェスカーが独自開発したと思われるG装備だ。」
「どっちにしろ、同じ“力”を持っているということか。」
「だが、アルケーガルムの性能は脅威的と見て良いだろう。開発自体は前々とはいえ、常にアップデートを重ねてきたクシャトリヤを纏った佳奈多さんを圧倒し、それ以上の性能を持つダブルオーライザーを破壊した………私達よりも何年もG装備を使い込んできた佳奈多さんが敗れた。それだけでも、危険度の高さが分かるはずだ。」
「ッ……」
そう言うシャトラの説明を聞いて、月音は表情を歪ませる。
「更に装着者であるウェスカー自身はTウイルスの他にエクリプスウイルスとオラクル細胞を投与することで再生能力と身体能力を大幅に向上させている。おまけにエクリプスウイルスの恩恵により、奴は魔法を無効化する“力”も手に入れた……」
「?エクリプスウイルス?」
そんななか、新たに出てきた『エクリプスウイルス』という単語に月音は首を傾げながらそう言う。
「エクリプスウイルスというのは元は『Xマジンラー』が『ヴァンデイン・コーポレーション』という企業に資金提供することでディバイダーとリアクターという兵器と共に研究開発させたウイルスだ。」
『適合しなければ即座に死亡。適合したとしても『全てを壊したい』、『人間を殺したい』といった破壊衝動を植えつけると同時に感染者の身体を作り替えてしまう……Tウイルスと似たり寄ったりな代物さ。』
「ッ……」
(本当にこの手の連中は……っ!!)
対するシャトラとスカリエッティからの説明に月音はそう思いながら怒りに震える。
「……大丈夫か?」
「はい……大丈夫です……けど、魔法を無効化ってウイルスにそこまでの“力”があるんですか?」
真剣な表情でそう尋ねるシャトラにそう答えながら、月音はそう尋ねる。
「……正確にはエクリプスウイルスがではなく、ウイルスに適合した人間、通称『ドライバー』がディバイダーを起動させた際に発生させる『ゼロエフェクト』という、AMFのような力場が魔法を無効化させてしまうんだ。」
「なるほど……この世界の人達からしたら、厄介なことこの上ない話ですね……」
「更に奴は『Xマジンラー』が人工的に開発したリンカーコア……私達魔導士が魔法を行使するのに必要不可欠な器官を自分の身体に埋め込むことで魔法の“力”を手に入れている。同時に受けたであろう改造手術によって発電能力と空間移動能力といった超能力も……」
「ッ……色々な技術を取り込んで“力”を得た存在……まるで加頭順だな……」
(そういえば、加頭順も『ヴィレッジ』の技術の披検体になることで超能力を手に入れたんだったな……ウェスカーもまた同じ技術で手に入れた可能性があるな……)
シャトラからの説明を聞いた後、月音はそう推察しながら、空間モニターに映し出されたウェスカーを睨み付けた。
そんな月音に対し、シャトラがそう言って話しかける。
「……大丈夫です……続きをお願いします。」
『ふむ。ジンガとアミリについてはこれくらいで良いか。次は彼について、説明するとするか……』
ヴゥンッ!!
スカリエッティはそう言いながら、今度はウェスカーの姿を空間モニターで映し出す。
『彼はアルバート・ウェスカー。元々は梨紗君達の次元の『地球』に存在していた、『Xマジンラー』とも繋がっていたアンブレラという製薬会社の人間で先に話した、Tウイルスの研究開発に深く関わり、自身にもTウイルスを投与することで超人的な“力”を手に入れた男だ。』
「!?Tウイルスを……っ!!」
スカリエッティの説明を聞いて、月音はそう言いながらウェスカーを見る。
「義母さんから聞いた話だがウェスカーは昔、Tウイルスを利用して義母さん達の故郷である『地球』を支配しようとしていたらしい。」
「?ゾンビで……?」
「ゾンビ化はあくまで
首を傾げながらそう言う月音に対し、シャトラはそう説明する。
「なるほど……」
「『Xマジンラー』の幹部になった後も奴は様々なウイルス兵器を集めて研究している他、特1世界の前歴史にて希望島からG装備を奪取した上に、数年前にヒナタ教導官が撃墜したアルケーの残骸から新機体を開発出来るほどの技術力を手に入れた……」
「?G装備?」
新たに聞いた『G装備』という単語に月音は首を傾げる。
「平均約20mにも及ぶ人型機動兵器。それを等身大にスケールダウンしたものがG装備。簡単に言えばこんな感じか。」
「は?……約20m?」
シャトラのG装備についての説明に月音は目を丸くしながらそう言う。
「……これは以前、『Xマジンラー』が使ってきた機体なんだが……」
ヴゥンッ!!
そんな月音に対し、シャトラはそう言いながら新たに空間モニターを展開する。
そこには以前、『Xマジンラー』が襲撃に使った大量のザクⅡやデスアーミーが映し出されている。
「え?なに、この巨大ロボ軍団……『Xマジンラー』はこんなのまで持ってるの……?」
(マジでこの世界、大丈夫か……?)
「………」
空間モニターに映る大量のザクⅡやデスアーミーを見て、月音はそう言いながらドン引きし、りゅーきも同じようにドン引きしている。
「片方はダーカー因子で再現されたものだが、これらはそれぞれ違う世界線で開発され人型機動兵器、
「……よく今まで無事でしたね……」
「まぁ、こちらにもMSがあるからな……」
ヴゥンッ!!
シャトラはそう言いながら新たに三つの空間モニターを展開する。
その空間モニターには一翔のビームサイズと黒い羽を装備したストライクフリーダム『ルシフェル』、スィンのGNカスタムのアクエリアス『ポセイドン』、彩夏のGNカスタムのヘビーアームズ『タウロス』が映し出されている。
「こっちにもMSがあるのか………」
「このMSを等身大にして、鎧のように纏うスーツにしたのが先程も説明したG装備だ。」
ヴゥンッ!!
その空間モニターを見ながら月音がそう呟くなか、シャトラは今度は新たに二つ空間モニターを展開する。
そのモニターの片方にはダブルオーザンライザーのカラーリングを青と黒にし、両腕にバンシィのアームドアーマーを装着させた、夢羽のアーマード形態の黒天牙狼が。
もう片方には白い人型の一角獣…ユニコーンの機体にウイングゼロカスタムのウイングを装備した、梨紗のアーマード形態のユキが映し出されている。
「!?これがG装備……」
ヴゥンッ!!
月音がそう言いながら見ているなか、新たにモニターが展開され、ウイングゼロやクシャトリヤと言った機体が映し出される。
「これらのG装備は50年程前から私の実家で開発されて、今も研究されているんだが………残念ながら、Xマジンラーもこの技術を保有している。」
ヴゥンッ!!
シャトラがそう説明しているなか、新たに空間モニターが展開される。
そこには四肢に巨大で堅牢なガントレットが装着され、背中には高機動用のスラスターが増設され、頭部には紅い
「これはアルケーガルム。ウェスカーが独自開発したと思われるG装備だ。」
「どっちにしろ、同じ“力”を持っているということか。」
「だが、アルケーガルムの性能は脅威的と見て良いだろう。開発自体は前々とはいえ、常にアップデートを重ねてきたクシャトリヤを纏った佳奈多さんを圧倒し、それ以上の性能を持つダブルオーライザーを破壊した………私達よりも何年もG装備を使い込んできた佳奈多さんが敗れた。それだけでも、危険度の高さが分かるはずだ。」
「ッ……」
そう言うシャトラの説明を聞いて、月音は表情を歪ませる。
「更に装着者であるウェスカー自身はTウイルスの他にエクリプスウイルスとオラクル細胞を投与することで再生能力と身体能力を大幅に向上させている。おまけにエクリプスウイルスの恩恵により、奴は魔法を無効化する“力”も手に入れた……」
「?エクリプスウイルス?」
そんななか、新たに出てきた『エクリプスウイルス』という単語に月音は首を傾げながらそう言う。
「エクリプスウイルスというのは元は『Xマジンラー』が『ヴァンデイン・コーポレーション』という企業に資金提供することでディバイダーとリアクターという兵器と共に研究開発させたウイルスだ。」
『適合しなければ即座に死亡。適合したとしても『全てを壊したい』、『人間を殺したい』といった破壊衝動を植えつけると同時に感染者の身体を作り替えてしまう……Tウイルスと似たり寄ったりな代物さ。』
「ッ……」
(本当にこの手の連中は……っ!!)
対するシャトラとスカリエッティからの説明に月音はそう思いながら怒りに震える。
「……大丈夫か?」
「はい……大丈夫です……けど、魔法を無効化ってウイルスにそこまでの“力”があるんですか?」
真剣な表情でそう尋ねるシャトラにそう答えながら、月音はそう尋ねる。
「……正確にはエクリプスウイルスがではなく、ウイルスに適合した人間、通称『ドライバー』がディバイダーを起動させた際に発生させる『ゼロエフェクト』という、AMFのような力場が魔法を無効化させてしまうんだ。」
「なるほど……この世界の人達からしたら、厄介なことこの上ない話ですね……」
「更に奴は『Xマジンラー』が人工的に開発したリンカーコア……私達魔導士が魔法を行使するのに必要不可欠な器官を自分の身体に埋め込むことで魔法の“力”を手に入れている。同時に受けたであろう改造手術によって発電能力と空間移動能力といった超能力も……」
「ッ……色々な技術を取り込んで“力”を得た存在……まるで加頭順だな……」
(そういえば、加頭順も『ヴィレッジ』の技術の披検体になることで超能力を手に入れたんだったな……ウェスカーもまた同じ技術で手に入れた可能性があるな……)
シャトラからの説明を聞いた後、月音はそう推察しながら、空間モニターに映し出されたウェスカーを睨み付けた。
